短歌 その2 | 睦美の短歌日記

短歌 その2


新緑
■落花した桜の死骸を苗床に芽吹く真夏の名もなき雄花

『新緑』という言葉の爽やかなイメージとは掛け離れた歌を作りたいなと思って作った。
結構気に入ってます。『名もなき』だけ気に食わない。
他にいい言葉なかったかなァ。『はかなき雄花』『悲しき雄花』とか、いろいろ試したんだけど、どれもしっくりこなかったんだよね。


■いま君が削った僕の細胞は爪の隙間で吐精して死ぬ

超気に入ってますw
エロ歌です。趣味に走りまくっててスンマソン。
背中に爪をたてられることにゾクゾクしてる男のマゾな快感を短歌にしました。
もうね、こういう歌は、分かってもらえなくていいのさ!w

連歌会
■お互いに完璧求めなくなって調和してゆく僕らのリズム

かくありたいもんです。

初恋文
■「好きです」の最初の一文書くだけですでに三枚無駄にしました

恋文って書いたことないんですけどねー。
昔から字が下手なので、イヤなんだよねぇ…。硬筆教室にずっと通ってたのに、結局役に立たなかったな(涙)

連歌会
■愛しさの歯車ひとつ増えるたびきみは新たなぬめりを纏う

最近、お題の出るペースが減ってますよね。
連歌会で分かるw


■我慢強いひとの涙でできている 泣き出しそうで泣かない雲は

こちらは最近雨が多いです。ひと雨ごとに、暑くなっていく。
扇風機買う予定です。今年はなるべくクーラーなしで過ごしたい。クーラーきらい。

GWの過ごし方
■生真面目なバーテンダーに会いにいく オリーブの意味また訊くために

別にそんな予定はなかったんですがw
GWはバタバタしてる間に終わっちゃいました。

短歌とは
■自らの意思で捨てたり選んだり 短歌はきっと何かの練習

何の練習なんでしょ。実際はただの趣味ですw


■手洗いの表示のシャツを洗濯し誇らしそうに夫が笑う

言葉足らずな歌ですね。洗濯機にまわしちゃいけない服を洗濯機にかけたっていう、そういう歌にしたかったんだけどな。

二日酔い
■もう飲まない もう口説かない 二日酔い明けの決意も予定調和だ

男性視点な歌。

ホテル
■義務感で済ますセックス 倦怠に満ちた換気の悪いホテルで

男性視点の歌パート2。
でもこれ女性視点だと考えても違和感ないよね。いま思ったけど。

ラーメン
■電話ごし泣いてる女に相槌を打ちつつ伸びたラーメンを見る

男性視点の歌パート3。
超気に入ってますです。