さかのぼり短歌 | 睦美の短歌日記

さかのぼり短歌

この企画は気に入ったので定期的にやることにしました。
モバ短の詠歌の記録をさかのぼって読みながら思ったんだけど、古い短歌だと作ったときのイメージを覚えてないのもありますねぇ。作ったときに、「上手くできた♪」とか「なんだよこの歌はww」とか、なにかしら印象があったら、いつまでも覚えてるんだけど。

時計
■秒針の折れた時計を手放せず少し固めのラーメン啜る

侘しさの漂ってる歌ですね。ちなみにカップメンはアルデンテが好きです。一分でok。
秒針の折れた目覚まし時計は、昔、ずっと使ってたことがあります。思い出があるとかではなく、たいして困らなかったので。いい加減人間の片鱗です。


■待っている 壁の茶色い染み見つめロールシャッハのテストしながら

「壁の染みでネクラにロールシャッハテストする」というイメージを、前から短歌にしたかった。
「ロールシャッハテスト」か「ロールシャッハのテスト」か、最後まで悩みまくりました。字足らずは嫌だったから「の」を入れた。
歌詠みは、他人様からしたらどーでもいいことでひたすら悩める可愛い生き物なのだ。

カップ
■不揃いのコーヒーカップは捨てられず使われず ただそこにあるだけ

こんな短歌詠んだっけ…まったく覚えてない。

■「おめでとう」葉書に一行君の文字 その行間に嫉妬探した

この歌はお気に入りだ。
大人のオンナの、ねじくれた心理ですねぇ。

ラブ短歌
■焼きもちが欲しかったんだ バカだった ごめんごめんねこっちを向いて

これもいまいち記憶がない…。
たぶん作ったあとに恥ずかしくて脳内から抹消しようとしたんじゃないかと。深層心理のなせる技です。悪いのは深層心理だ。
ラブラブな歌は、つくづく苦手だ。いつも悩む。悩んだすえにろくでもない歌ができる。

【足】
あの背中あの手あの足 真昼間の蜃気楼ならまだ消えないで

「昼間の蜃気楼」っていうフレーズを使いたいがために作った歌だ。
デキが悪いので、再チャレンジしたい。

連歌会
■両の目に海の記憶を焼きつけて青い浮き輪はいっそ置いてく

下句はひつじさんだった。
ちなみに私、ひつじさんの歌、めっちゃ好きだ。
彼女の歌は、ふわふわのマシュマロや綿菓子みたいな肌触りで、咀嚼すると甘くて酸っぱいハッカ入りの飴玉のような味がする。