ヒラメ男とサイヤ人その2
(続き)
そのまま歩いてた私は、二、三メートル先に横に車が横付けされるのを、目の端で捉えた。
その車から男が降りてきて、私のほうへドカドカッと近づいてきた。
な、なになに?!
焦って反射的に背中を向けて逃げようとした私に、男は背後からガシッと抱きついた。そして胸を乱暴に揉んだ。正確には、私のあるかないか分からない可愛いオッパイ50%と、ブラに入ってるパット50%を。
「ちょっと!やめてよ!」と身をよじって逃れようとした。
同時に「うわ、キチガイだ、キチガイを怒らせたらマズイ、何されるか分からん、対応気をつけなきゃ、穏便に穏便に…」という意識も働いた。
でも、「離してください!」と言いながら身をよじってもよじっても、ヒラメ男は抱きついたまま離さない。
な、なんやコイツ!
ヒラメ男はやっと抱きつくのをやめると、私の左の手首をギュッと握って、路上に置いてある車のほうへ引っ張ろうとした。
ぐっと足を踏ん張った私と、綱引きのような形になった。
ヒラメ男はすごい力で引っ張ってて、踏ん張りがきかなかった。
私はズルズルズルッと何歩か引きずられた。
ぶっちーん!
なんやこいつ!!
血が沸騰した。
恐怖より怒りが先に来た。さすが私。
相手を怒らせたらマズイなんて意識は、一瞬にして吹っ飛んだ。
戦闘モードにスイッチが入った。
頭のなかでゴングが鳴り、ロッキーのテーマが鳴り響く。
私の前世は戦闘民族サイヤ人に違いない。
私は綱引きを止め、ヒラメ男のほうに向かって足を踏み出した。
私を引っ張ってたせいで軽くバランスを崩したヒラメ男の顔面を、持ってた鞄で思いっきり殴りつけ、サオとタマをまとめて蹴り上げようとして避けられ、避けられたことに腹を立てて「キモいわ!シネ!」「誰に触ってんねん!」「離せ不細工!」などと意味不明なことをわめき散らしながら、しっちゃかめっちゃかに暴れた。
暴れて暴れて暴れまくった。
なのにいつの間にか、両手首ともヒラメ男にがっちり握られてた。ねじり上げるように捕まれて、痛くて力が入らなくなった。
男はそのまま車へと近づいていく。引きずられる私。
心臓がドキドキして、嫌な汗が吹き出した。
これはヤバイ、まじでヤバイ、と思った。
(続き)
そのまま歩いてた私は、二、三メートル先に横に車が横付けされるのを、目の端で捉えた。
その車から男が降りてきて、私のほうへドカドカッと近づいてきた。
な、なになに?!
焦って反射的に背中を向けて逃げようとした私に、男は背後からガシッと抱きついた。そして胸を乱暴に揉んだ。正確には、私のあるかないか分からない可愛いオッパイ50%と、ブラに入ってるパット50%を。
「ちょっと!やめてよ!」と身をよじって逃れようとした。
同時に「うわ、キチガイだ、キチガイを怒らせたらマズイ、何されるか分からん、対応気をつけなきゃ、穏便に穏便に…」という意識も働いた。
でも、「離してください!」と言いながら身をよじってもよじっても、ヒラメ男は抱きついたまま離さない。
な、なんやコイツ!
ヒラメ男はやっと抱きつくのをやめると、私の左の手首をギュッと握って、路上に置いてある車のほうへ引っ張ろうとした。
ぐっと足を踏ん張った私と、綱引きのような形になった。
ヒラメ男はすごい力で引っ張ってて、踏ん張りがきかなかった。
私はズルズルズルッと何歩か引きずられた。
ぶっちーん!
なんやこいつ!!
血が沸騰した。
恐怖より怒りが先に来た。さすが私。
相手を怒らせたらマズイなんて意識は、一瞬にして吹っ飛んだ。
戦闘モードにスイッチが入った。
頭のなかでゴングが鳴り、ロッキーのテーマが鳴り響く。
私の前世は戦闘民族サイヤ人に違いない。
私は綱引きを止め、ヒラメ男のほうに向かって足を踏み出した。
私を引っ張ってたせいで軽くバランスを崩したヒラメ男の顔面を、持ってた鞄で思いっきり殴りつけ、サオとタマをまとめて蹴り上げようとして避けられ、避けられたことに腹を立てて「キモいわ!シネ!」「誰に触ってんねん!」「離せ不細工!」などと意味不明なことをわめき散らしながら、しっちゃかめっちゃかに暴れた。
暴れて暴れて暴れまくった。
なのにいつの間にか、両手首ともヒラメ男にがっちり握られてた。ねじり上げるように捕まれて、痛くて力が入らなくなった。
男はそのまま車へと近づいていく。引きずられる私。
心臓がドキドキして、嫌な汗が吹き出した。
これはヤバイ、まじでヤバイ、と思った。
(続き)