2008年1月の投稿歌① | 睦美の短歌日記

2008年1月の投稿歌①

宝石
■「興味ない!興味ないけどちょっとだけ見せて?つけてもいい?どう、似合う?」


■泣かないと決めてる私と曇り空 天気予報は曇りのち雨

風邪
■この風邪は彼の口にいたウイルスだ 断じて隣の上司のじゃない

別れてもー好きな人ー
■美化したい思い出ひとつずつ壊す 別れた男と会うたびに寝て

片思い
■期待する心にふたをすることはキスするよりも難しかった

化粧
■アイライン強めに引こう 告げられる別れにけして泣かぬ決意で

オトナ
■我慢してブラックコーヒー飲んでてもオトナになんてなれなかったよ

■変幻自在
九十のばあちゃんのためあと数年頑張ってくれ、紅白の幸子

束縛
■好きだから寛容になるなんて嘘 こんなに束縛したいされたい

電車
■知ってたよ 最終電車が行ったこと わざと酔ってるふりをしてたの


■傷つけるための言葉も沈ませてあなたの海はまた波を待つ

明日
■明日から他人になると決めたのに今日のあなたが綺麗に見えて

変化
■歌うたび変化をとげる思い出もいつか記憶の海の泡沫

太陽
■太陽に両手を伸ばす 灰にして欲しい醜いゆうべの私

ため息
■諦めにもし色があるならば今私が吐いたため息の白

伴侶
■僕はまだ確かに君を知らないが知っていきたい一生かけて

すべて
■目に映る景色すべてをあの人に繋げてしまう 冬は嫌いだ


■浅黒いあなたの肌はいつだって故郷の海の味がしていた

千年
■ニッポンの腐女子のルーツ、ここにあり 萌え史千年「源氏物語」


■気がつけばワードローブは白ばかり 別れたあなたが好きだった色

エール
■はりぼての力強さも優しさも貫いてゆけ凝固するまで


■死化粧を祖母にほどこす母の手の震えが私の最初の記憶

ネクタイ
■ネクタイを結ぶ器用な指先に見とれた ベッドの上で 寂しく

街灯
■待つ人のいない家路を急いでる 私の孤独を照らす街灯


■窓ごしに見とれてたのは夜景じゃない 運転席の君の横顔

お酒
■何もかも捨てたくなって振り切った過去に戻さるいいちこの味

音楽
■デュエットのレパートリーを増やしても作り笑顔が上手くなっても


■いい声で鳴く楽器にもなりましょう 奏でる指と舌先しだい