モバ短投稿歌(2007年9月その2) | 睦美の短歌日記

モバ短投稿歌(2007年9月その2)


どんだけ~
■わけを問うあなたの顔が真剣で、真剣すぎて気になる鼻毛

牛乳
■珈琲に入れたミルクの渦巻きに見とれるふりで埋める沈黙

もしもorもし
■鳴りやまぬ携帯見下ろす もしも今話せば私、絶対に泣く


■屋久島の千年杉に耳を寄せ流れる水の歌声を聴く

いいわけ
■太陽が沈めばすべて打ち明ける ノスタルジアを言い訳にして

とまる
■空中で止まる指先 君の背が安易な慰め拒絶していて


■愛情もないし別れる理由もない恋は静かに腐敗していく

実り
■君の掌も実りの秋の風景もがたんごとんと遠ざかってく


■追伸の後に「今でも好きだよ」と冗談めかして書いちゃダメかな

規則
■簡単な規則も守れないきみに自由を語る資格などない

十五夜
■嘘かさね身動きとれなくなっている私を見下ろす十五夜の月

必死
■恋するとメモリが狂う物差しで将来性を必死にはかる

苦しい片思い
■背を向けて煙草をふかす君は今抱いた言い訳考えている

沈黙
■告白の勇気をふるう君見上げこの沈黙を楽しんでいる