息子が無事に修学旅行に出発できたので、私は上司に連絡して仕事に行った。
この日は日曜日だったので店は忙しく、夕方遅くに帰宅した。
娘は家で一人留守番だったので、一日中ゴロゴロして過ごしていた。
翌日午後から娘を連れて役所の手続きに行き、そのまま小学校の校門前に行った。
「車からは絶対に降りない」と言っていた娘だが、担任H先生に
「卒業までのカウントダウンを書いて欲しいんだけど…」と言われると、自らシートベルトを外し、車から降りて教室に行った。
この時は少しスキップをしていた
が、この後事件は起きた
カウントダウンを記入する用紙をもらって来たので、
「今ここで書いちゃえば?」そう娘に言った私。
担任H先生も学年主任のK先生も同調して、
「そうだ、今書こうよ。すぐに終わるよ‼」
娘は頑なに拒否
泣きまくり癇癪を起こして、誰も手が付けられなくなった
過呼吸状態になってしまった…
ASDと診断され、その特徴も少し理解した今ならわかる。
強いこだわりがあるから、ササッと書く事が出来ないのだ。
タップリ時間をかけて書きたいのだ。
でもこの時には…
何故娘が頑なに拒否するのか、ササッと書く事が出来ないのか?
誰にもわからなかった…。
信頼するK先生ですら、首を傾げていた。
ただ娘には、とても深刻な問題がある事は伝わってきた…。
結局、3日後に学校に持ってくるという約束で落ち着いた