『感覚過敏症』という言葉が出てきたので、娘と一緒にインターネットで調べてみた。

わかりやすそうなページを見つけて、チェックを入れてみる。

○が一般的なもの、●が娘の症状

《聴覚過敏》

●突然の大きな音が苦手、特定の音や声が苦手

●騒がしい場所では集中出来ない、話が聞き取れない

●時計の秒針や換気扇などの生活音が苦手

 (娘の場合、時計の秒針は落ち着くそうだ)

⇒対処法

 ●苦手な音や大きな音から離れる、近づかない

 ○授業中つらい時には先生に伝え、他の場所で過ごす(前もって相談)

 ●耳栓やヘッドホンを使用する

 ○好きな音楽をかけて、苦手な音をまぎらわす

 ●(行事など)大きな音があるか確認しておく、大きな音があれば前もって本人に伝えておく


 

 



 

 



《視覚過敏》

●光をとても眩しがる、フラッシュを嫌がる

●テレビやパソコンの画面から目をそらす

 (娘の場合は部屋が暗い時限定)

○色の組み合わせなどで、とても苦手なものがある

●反射や回っているものなどに、ずっと注目している

●人ごみなど動くものがたくさん視界に入るとすごく疲れる(音の刺激も重なる)

⇒対処法

 ●サングラスを使う

 ●教室では、刺激の強い掲示物が視界に入る席は避ける

 ●蛍光灯は明るすぎないものにする、間接照明を使用する、パソコンの画面は暗めにする

 ●人ごみに行く時は寄り道をしない、安心できる人と一緒に行く


 

 



《触覚過敏》

●服の着心地にこだわる、苦手で着られない服や靴下・靴・帽子などがある

 (娘の場合はくるぶしより上の靴下は履けない)

●手がベタベタする、手に水がつくなどをとても嫌がる

 (娘の場合は手の汚れた感じが気になる)

●髪のブラッシングや歯磨き・爪切りなどをされることをとても嫌がる

●軽く触られただけで大きく身体を引いてしまう、握手やハグが苦手

●気に入った手触りのものを、いつも触っている

⇒対処法

 ●苦手な服は無理に着ない

 ●タグを縫い目から取る、ゴムなどの締め付けるものをはずす

 ●身につけるものは、着心地を確かめてから買う

 ○着心地が大丈夫な服は、同じものを揃える

 ●周りの人(家族や同級生)に急に触らないようにしてもらう(声をかけてから触る)


《嗅覚過敏》

●特定のにおいがものすごく苦手

●化粧品売場や食品売場・動物園など、苦手なにおいの場所にはいられない

○他の人が気づかないような、においにも気づく

○なんでもにおいをかいで確かめる

⇒対処法

 ●苦手なにおいの場所には、なるべく行かない

 ●身につけるものや家に置くものは、買う時に、においも確認する

 ○マスクをする

  (娘は不織布マスクのにおいがNG)

 ○好きな香りを持って行く


《味覚過敏》

●特定の味をすごく嫌がる

●味が違う事に敏感で、決まったものしか食べない(同じ会社のレトルト食品など)

●味や食感が混じり合うことを嫌がる

●特定の食感をとても嫌がる

 (娘の場合は豆腐の食感が苦手、辛さにとても敏感で甘さは感じにくい)

⇒対処法

 ●苦手なものは無理に食べなくて良い

 ○給食の代わりにお弁当にすることを相談する

 ○コンディションが良い時に、違う調理法を試す(調理法が変われば食べられることもある)

 ●食事会などがある時は、前もって感覚過敏について説明しておく


《その他の過敏》

○ブランコや遊具などをとてもこわがる(平衡感覚)

○乗り物やエレベーターですぐに酔う(平衡感覚)

●温度に敏感でとても暑がりや寒がり(温度覚)

●注射などの痛みにすごく敏感(痛覚)

☆温度に鈍感で季節に合わない服を着ている(温度覚)

☆ケガなどをしても痛みにすごく鈍感(痛覚)

⇒対処法

 ○苦手な乗り物や遊具は、無理に乗らない

 ○冷暖房を積極的に使う

 ○注射の目的や手順を、きちんと説明する

 ☆強く転んだりした時は、身体を観察しケガがないか確認する


見てわかる通り、五感全てに感覚過敏が存在する、感覚鈍麻も共存している。

これでは教室に行きたくないのも頷ける。

特に同級生の話し声で頭痛が酷くなると言っていた。

この結果を踏まえて、学校側と話をする事にした。