昭和35年10月、浅沼社会党委員長が日比谷公会堂で右翼の少年に胸を刺されて死亡した事件は、私が小学生の頃の出来事でしたが、受けた衝撃は大きく、この歳まで強烈に記憶に残っている。

父親は熱烈な自民党支持者であったから、割と冷やかな態度であり、母と交わす会話にも他人事のムードがあった。
だからその事もかなり衝撃的だった。

アメリカのケネディ大統領の暗殺も衝撃的だったし、ノーベル平和賞を受賞したキング牧師の暗殺も驚いた。

しかし、意見や主張が異なっても、暴力で相手を倒すなんて絶対に許されない。

ウクライナの戦争は何のために起こってるか、こんなに文明が進んでも、野蛮な人間の本性は理性で抑制出来ないのか。
情けないことだ。

民主主義は貧富の差が起こるから、社会主義、共産主義が良いのだと匂わせた学校の先生もいたなあー。

それなりに高校生時代は政治について考えることもあったが、大学生時代は赤軍派を遠巻きに見て、活動を断わり日和見を貫いた。

そんな私だから、最初に就職した会社の基準法違反に腹を立てたが、最終的には退職を強いられた。
悔しかったけど、総務課長の方が一枚上手だったなぁ。

次の勤め先は新しい組織だったから、毎年のようにびっくりする事件があった。
パワハラ、セクハラ、データ捏造、当て逃げ、飲酒運転。
真っ当な組織にするまで時間が掛かったが、そこでは頑張った。

その時の会議バイブルが民主主義。
つまり多数決。

失敗することもあったが、多数決での結果であったから、皆んなが納得し、再スタートをすることも出来た。

しかしさ、相手を倒したいと強く思うくらいのエネルギーがあるなら、山本太郎さんみたいに政治活動すれば良いのに。

日本人はまだまだ民主主義が分かってないんだね。

安倍晋三さん、助かって欲しいけど。