問い
修了試験はどういうものですか
回答
ご参考として次をご紹介致します
特定粉じん特別教育修了試験(A)
注意事項
1 問題用紙兼回答用紙を提出後は、主催者の指示にしたがってください。
2 回答に当たってテキスト等を持ち込むことはできません。
3 不正行為の場合は失格とします。
4 試験問題と解答用紙の両方を提出して下さい。試験問題を持ち帰れません。
5 修了考査時間は30分とします。
6 全ての設問に対して、4肢択一方式で回答してください。
なお、解答用紙への記載に当たっては、次の解答例を参考としてください。
解答例
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
エ |
ウ |
イ |
イ |
エ |
Ⅰ 粉じんによる疾病と健康管理 (4点×5問=20点)
1 次のうち誤っているものを1つ選びなさい。
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イ |
粉じんは多くの職場で見られるが、本件特別教育では、粉じんとは「個体の粒子状物質」をいう |
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ロ |
職場の空気中に浮かんでいる粉じんは、主に呼吸により体の中に入ってくる |
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ハ |
体の中に入った粉じんは、いろいろな障害を引き起こすが、例えば鉛を含んだ粉じんでは、「鉛中毒」を起こす |
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ニ |
中毒性の粉じんを含んでいない粉じんでは、長時間にわたって吸い込み続けても「順化」により疾病にかかることはない |
2 粉じんによる疾病について次のうち誤っているものを1つ選びなさい。
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イ |
人間が吸い込む空気中の粉じんは、まず鼻腔で引っかかって取り除かれるが、非常に細かい粉じんは、肺の一番奥の「肺胞」にまで侵入してしまう |
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ロ |
肺胞に入った粉じんは、大部分が肺胞にとどまったままとなる |
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ハ |
「じん肺」の起こり方は大きく3つあり、第1は、肺胞の中に粉じんがたまっておこるものがある。 |
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ニ |
「じん肺」の起こり方の第2は、肺胞に入った粉じんが、その周りに移り、その部分に起こるものがある |
3 じん肺の進み方について次のうち誤っているものを1つ選びなさい。
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イ |
じん肺は、いったん起こると、現代の医学では治すことが出来ない。よって、粉じんを吸い込む作業を離れたら、進行することがない。 |
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ロ |
じん肺が進行すると、肺胞がつぶされたり、血管や気管支が押さえられたりして肺の機能が低化する |
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ハ |
肺の働きは、必要な酸素を取り込み、不要となった炭酸ガスを外に出すもので、これを「ガス交換」という |
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ニ |
じん肺が進行すると、血管が圧迫され血流が悪くなり、心臓に負担がかかるが、これらが長く続くと、右心が肥大して弱ってしまう「肺性心」が起こる |
4 じん肺の合併症について次のうち誤っているものを1つ選びなさい。
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イ |
じん肺になると、いろいろな病気に合併してかかりやすくなるが、合併症の中でも恐ろしいのは慢性腰痛症である |
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ロ |
続発性気管支炎は、せきやたんが長く続いて、たんの量が多くなり、そのたんが黄色になった気管支炎をいう |
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ハ |
続発性気胸は、じん肺によって肺に穴が開いて、肺と肺を包む胸郭との間に空気が入り、肺を押しつぶした状態になるものをいう |
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ニ |
原発性肺がんは、肺以外の部位から移転したものではない肺がんをいう |
5 じん肺の健康診断のうち誤っているものを1つ選びなさい。
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イ |
じん肺の健康診断結果をもとに、じん肺の程度を都道府県労働局長が決定するが、じん肺の程度の区分は「じん肺管理区分」という |
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ロ |
じん肺法では、粉じん作業をする人について、作業に就くときに、事業者が、就業時健康診断を行うよう定めている |
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ハ |
粉じん作業に就いている人について、その人の「じん肺管理区分」に応じて、定期健康診断を行うが、「現在粉じん作業に就いていない人」についても、「じん肺管理区分」が、管理2,管理3の人は定期健康診断を行う |
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ニ |
「現在粉じん作業に就いている」人で、じん肺の所見がないものは管理1であるが、この者に対する定期健康診断は1年以内ごとに1回行う |
Ⅱ 粉じんによる疾病の防止 (4点×5問=20点)
1 次のうち誤っているものを1つ選びなさい。
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イ |
職場での粉じん対策として、「粉じんにさらされない」と「さらされても吸引しない」の2つがある。 |
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ロ |
さらされないやり方の一つに、粉砕機に原料投入において、自動化、遠隔操作で作業者を粉じん発生場所から離す、がある |
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ハ |
粉じんの発生を抑える方法には、発生源を密閉する方法と散水などにより湿らせる湿式法とがある |
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ニ |
散水の中でも、表面が水の層で覆われるくらい大量の水をまくことを放水という |