2日間(途中心折れながら)電話し続けるも、なかなか繋がらず。今回もどうせダメだろうと思っていたら呼び出し音が鳴り、動揺していると、

今回も優しそうで、少し年配の女性の声がしました。

「多重債務について相談したいのですが。」

弁護士の先生などと今まで生きてきた中で全くご縁がなかったので、少し緊張しながら話出しました。

同じようにどこにどれくらいの借入があるのかを話した後、

「では、一度事務所に来て下さい。来週の火曜日の1時でいいですか?何で来られますか?電車?車?場所は〇〇ですが分かりますか?」

と、迷う暇なくどんどん話は進み、

消費者相談窓口で弁護士事務所での直接の無料相談もあると聞いていたので、一応

「あの、相談料はどれくらい必要ですか?」

と尋ねました。

ちなみに、その時の手持ちはほぼ0円。

今日の夕食どうするか‥のレベルです。

実際無料じゃないと無理です。

「とりあえず手続きを始めないといけないから、2〜3万持って来れる?」

え?無料じゃないんだ‥

「すみません。ちょっと、難しいです。」

「じゃあ、どうやって生活してるの?」

「現金がないとクレジットを使ってます」

それを言ったとき、急激に自分がダメ人間だと自覚し、恥ずかしく、情けなくなりました。

「ならいくらでも良いので、持ってきて。

そんな状態ならすぐにでも手続きをはじめないと。これからどうやって支払うの?無理でしょ?」

文字にすると厳しいだけに感じますが、とても優しく、ここに頼るしかないと思いました。

それから、いよいよ弁護士事務所を訪ねることになるのです。