運命美しい空気と種が舞い優しく大地を撫でる春の陽気のゆりかごで木瓜の花の蜜を吸い次の木へ、また次の木へ記憶の中花びらが ひらり ひらり と舞い空にはいつしか 雲霧 が立ち込める許しの欲望は翼を広げ賢くなったかのように爪を隠す 黒い雨がぽたり大きな嘴の奥から 哀れな声雨風は次第に強くなり小鳥はいつのまにか姿を消した鷹は 風を読み行き先を考えているように見える