(闘)世界仰天ニュース | かぁちゃまと旦那と子供とパニック障害と

かぁちゃまと旦那と子供とパニック障害と

結婚して8年、2人の息子に恵まれて、
ごく普通の温かい家庭を築いている
そんなアラサーかぁちゃまの、旦那より
長くお付き合いしているパニック障害も、
温かい家庭に当然のようにドンと腰掛けて、
居座っています。


今日のオンエア見てました。

中川家のお兄ちゃん、
パニック障害だとは知っていたし、
弟、礼二も協力的だと言う事も
知ってはいました。

たまたま旦那と二人で観てましたが、
観ていた旦那が
「まさに◯◯(私)と同じだね」
と言ってました。


うん。確かに。


私は人前に出て漫才やってる訳では
ないので、人前に出る恐怖は
ありませんでしたが、
番組の中の表現で、
『不特定多数の人と共に』
だったかな?
その人達と一緒に移動する
バスや電車に乗るのが怖い。

私もそう。

その人達の中で私の事情を
知る人なんか居ない。

むしろ、私が発作を起こして
迷惑かけたら…とか
変な目で見られたら…とか、
そんな事が気になって仕方ない。


でも、いざ、発作を起こせば、
他人になりふり構えない。
恐怖に潰されないように、
むしろ、他人を巻き込んで
しまった事もある。


あと、すぐに降りたり、
逃げ場のない所が怖い。
電車も急行や特急より、
各駅の方がまだマシ。


痛い程分かる。


外の空気を必死に吸おうと
ドアの隙間に顔を近づけて
息を荒く吸ったりしているのも
分かる。


吸っても吸っても苦しい。
酸素が足りないような気がするんだけど、
実際はその逆で、いわゆる過呼吸
を起こしているんだと思う。


弟、礼二は、始めは理解出来なかった。
厳しい世界だし、人気が出てきた
矢先の事。
チャンスを逃す訳にもいかない。
「気持ちのもんだいやろ?」


その言葉は、正直辛かったんじゃないかな。
気持ちで乗り切れたら、もうとっくに
立ち直ってるはず。

でも、電車で苦しんでる姿見て、
何だか分からないけど、
苦しいのは確かで、辛いんだと
思ってくれた。


ラジオで「あかん」と言って
席を立ったり、
電車を各駅に変えて遅刻して
しまったり。
普通の企業だったって許されない。
ましてや、切り捨てられかねない
業界で、必死にやってきたのは、
凄い大変な事だったはず。


でも、1番の頼りになる人が
弟であり、仕事のパートナーで
あった事。
弟が、そんな兄を恥ずかしいとか、
面倒くさいとか思わず、
常に側にいてくれたのは、
凄く幸運な事。


今、日本人の100人に1人の
割合でパニック障害の人がいる
らしい。


その割には認知度は低いし、
理解も少ないと思う。


それだけ1人で苦しんでる人が
沢山いるんだろうな。


私は旦那と出会えて、
旦那が少しずつ理解して
私が発作で暴言吐いたり、
予定を狂わせても、
絶対私を責めないでいてくれてる。


それは本当に幸運な事。
それでも、家に1人で居るのすら
今は怖い。
でも旦那が働かなきゃ、生活出来ないし、
側にいてくれとも言えないから、
1人で戦っている。


中川家お兄ちゃんも、
未だにパニクる時はあるらしい。
それでも言葉にだして、楽になる。
弟もそれを「なら帰れや」と
言うけど、理解してくれて、
信頼してるから言えるんだろうね。


私も、このパニック障害とは
下手したら一生の付き合いに
なるかなぁとは思ってる。


日本に100人中1人の割合でいるなら、
どこかで孤独に必死に戦っている人も
いるんだと、知って貰えたらいい。


だから、私はブログに書いてみた。


通りすがりでも見てくれたら、
それだけでもいい。


パニック障害は甘え病じゃない。


どこかに、必死で耐えてる人がいる。


手を差し伸べてくれても、
素直にその気持ちに応えられない
時だってある。


1番はもっと世の中の人が
この病気について感心を持って
理解してくれたら、
私は少し外に出るのも楽になるかな。