昨日のお客様が、

『負荷をかけた運動をやると健康にいいってテレビで言ってたんですよ』
とのこと。
ダンベルやマシントレーニング、
腹筋とかした方がいいですよね…的な感じでした。
 
負荷をかけた運動が、
その人に必要なトレーニングであれば重要なトレーニングの一つだと思います。
 
しかし、
何か不調があったり、
間違った動きをしている状態で負荷をかけてしまうと、
その問題を更に助長させる可能性が高いと思います…
 
例えば…
一方が空気が抜けた自転車で
空気を入れないまま、ひたすら自転車をこいだらどうなるでしょうか?
→その前に抜けたタイヤに空気を入れて調整する必要があるはずです。
 
食べものをいつも片方で噛む習慣がある人が、ずっと片方だけで噛み続けたり、更にかたいものを噛み続けたらどうなるでしょうか???
→片方の噛む力ばかり強くなり、片方は弱くなり筋肉のバランスが崩れたり、顎関節の痛みや頭痛などの症状が出たりすることだってあります
 
 
スクワットのトレーニングをしている人で、どうしても右脚をメインに使う癖がある人がどんどん負荷を上げていくとどうなるでしょうか??
→筋肉の左右差は広まるばかりで、片方にかける負担が大きいため関節などを痛めてしまう可能性があります。また、片方で行う習慣がさらに強固なものとなっていきます。
 
 
負荷はその下にあるものを強化させます。
正しい動き(問題のない動き、関節などに負担をかけない動き)負荷をかければ、より筋パワーなどが強化され、機能も向上するかもしれません。
しかし、関節などに負担がかかるような姿勢や動きのまま負荷をかけると、
さらに関節に負担をかける姿勢や動きが強化され、痛みやケガを助長してしまう可能性が高くなります。

負荷をかける前にしっかりと、
その動き、動作が行えるようになる必要があります。
それをせず負荷をかけていくと、いずれ身体を壊したり、怪我をする事になるかもしれません…


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