『良い姿勢』というものを考える時に、
もちろん、
身体の目印となる部分の位置を確認します。
その位置が変化することで、
身体に負荷が加わりやすい部位などがわかるためです。

しかし、
「姿勢」というものは、
止まっているものだけをいう訳ではありません。
日常生活、仕事や運動を行っている「動いている姿勢」も
考える必要が出てくるのです。

「姿勢というのは、沢山のポジションを反映したものである」
PRIトレーニングなどで有名なRon Hruaskaはそう言っています。

「ポジションにより、機能が決定される」
そのため、リハビリやトレーニングを行う上でも
ポジションをまず考える必要があります。


動きの評価を行う際にしようしているテストの1つである
FMS(Functional Movement Screen )を行うにあたっても、
コレクティブ エクササイズ(修正のためのエクササイズ)を
行う前にそういった点をまず考慮しなければなりません。
そうでなければ、せっかくのエクササイズも、トレーニングも
代償動作の上に成り立つものになってしまう可能性があります。


野球やバレーなどで痛めた肩のリハビリで来院される方も、
そういった点をふまえてリハビリ、トレーニングを行う事で、
肩の安定性も向上し、筋力の向上にもつながっています。
問題を放置したままの治療(痛みの緩和)だけでは、
問題点は残したままで、
常にケガのリスクを抱えたままプレーする事になります。

ケガをすると大事な試合に出れなかったり、
最大のパフォーマンスを発揮出来ない事になります。
スポーツを行う上では、ケガを防ぐ・予防することも
とても大事なことの1つなのです。


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