夜戻ると息子は真っ暗な中でスマホも持たずベッドに横たわってた


『1人暮らしの孤独ってこういう状態になるし、その状態から自分でジム探しして連絡して準備して行って、初めての場所や人はあなたは特に緊張もするし、疲れて帰っても誰もいないしご飯もない』

『それが本当にどういう状態になるか想像してみて』


『きついなと思ったらあっという間に行かなくなって、そしてら、何もしない誰もいない部屋で予定なく過ごすという事になる可能性が高い』


『そうなった時の心理は、とても危険な方に行く可能性だってすごく高いこと』


『今まで頑張ってきたんだから焦らないでいいよ』

『家が安心できるなら、そこから少しづつ動いて、トライアンドエラーで進んだり戻ったりしていこう』

『そばに私達はいるから、安心して失敗していいから、そしたら、また動けるようになるよ』


そんな話をしてると


『ずっと頑張ってきたけど、出来なかった』

と言って泣き出して


『あなたは、何事もゆっくり理解すれば出来るようなる』

『パッと言われた事を理解して反応する事が難しい』

『学校というのは、みんな同じ早さで理解して行動していく事を求められるから、あなたにはきつかった』

『ただただ合わなかっただけ』

『だから、自分を知って自分に合う場所や仕事を見つけていこう』


しばらく泣いてた息子は、

『家からジムに通ってみる』

『行けるようになって、体力ついたら一人暮らし始める』


一人暮らしというのは変わらないから、ほんとに家は出たいんだろうな


私も彼なりの自立して、家を出てくれたらと思う


『普通の人』ではなく『彼なりの自立』


その形はまだよく分からないけど、何とか見つけられたらいいな


最後までお読み下さりありがとうございました