朝、夫の髪をセットさせられ
させていただいた時の話。
夫からすると健康すぎる私はもはや変人にしか見えないらしく、
風邪やインフルなどで寝込んだことがない
絶対誰よりも長生きする奴
だと思われています。
理想は先に死んで見守ってもらいたいと言うと、沈黙の後「見守るじゃなくて見送るな。」と言われました。スルーしようしたけど死んだ人を見守るってなんやねんと思うと我慢出来なかったそうです。
歳取ってボケるのだけは嫌だなぁと言うと、
「元々がボケてるから、
年老いてのボケか元々のボケかの判別が難しい。」
とも言われました。
ウケる!
ウケないけど。
さて、今回は弱酸性縮毛矯正を大失敗した例をあえてご紹介したいと思います。
最近、弱酸性矯正のご新規様のお問合わせも増えています。
当ブログでは成功例しか載せていないので、弱酸性矯正は安心・cielなら傷んだ髪でもなんとかしてくれると思っている方が少なからずもいらっしゃると思います。でも、それは危険な考えなので失敗例もあげます。
後にも先にも弱酸性で大失敗したのお1人だけですが。(小さな失敗はよくある)
アルカリ矯正 弱酸性矯正 酸性矯正 など色々と試してみましたが、1番仕上がり・持ちが良いと私個人が感じたのは弱酸性矯正でした
そして、それまで弱酸性矯正では大きな失敗もなかったので過信していました。
白髪が多めで、セルフカラーを頻繁にされていて、毛先が特に傷んでいます。
ご本人はバッサリ切りたいとのご要望ではありましたが、キレイなサラサラセミロングヘアを1度味わせたくて、私の勝手な独断で髪を切らずに矯正をかけました。
途中アイロンかけながら、弱酸性矯正は傷んだ髪でもキレイに伸ばせるんですよ〜
この技術は私が何年もかけて習得した技術なんですと意気揚々と話しておりました。
失敗するのに。
仕上がり
↓
毛先に行くほど末広がり
結局、バッサリ切るハメになりました。
〜理想〜
キレイに伸びましたよ〜
なんか、バッサリ切るのもったいないですね
↓
(すがすがしく)バッサリ
〜現実〜
弱酸性矯正は傷んだ髪でもキレイに伸ばせるんですよ〜
この技術は私が何年もかけて習得した技術なんですぅ〜と、ほざいてからの
↓
傷んでゴワゴワ
↓
(いたたまれない気持ちで)バッサリ
↓
(毛先広がる)若干金太郎ヘアになる
謝って済む話ではないのですが、髪をより傷ませてしまったことを心から謝罪いたしました。
このお客様は本当にいいお客様で、私の技術不足で起こった事なのに「私が髪をセルフカラーで傷ませていたから…こちらこそ申し訳ない。」とおっしゃいました。
お客様にこんな思いを2度とさせてはいけないと思いました。
こんな失敗があったにも関わらず、その後もcielに、通い続けてくださり…(親子3人)
縮毛矯正before→after 手ぐしでドライのみ
その後もずっとセルフカラーをされていますが、矯正しても以前のようなバサバサヘアにはなりません。
毛先までちゃんとツルツルです。
大失敗を経験してから、安易に出来ますとは言えなくなりました。
もうお一方ご紹介いたします。
cielのお客様はほとんど白髪染め世代です
最近はどうにも髪が収まらなくて、ストレートアイロンで伸ばしていたそうです。
細毛で軟毛でこの傷みよう…
弱酸性でもビビリ毛になるレベルです。
表面の毛が傷んでいるので、バッサリ傷んだところを切るわけにもいきません。
慎重に慎重に施術させていただきました。
キレイになりご満足いただけました。
見た目も若返り、毎朝のお手入れも楽になり、いいことずくめです。
縮毛矯正にはまだまだ課題点が沢山あります。
次回はそのことについても記事にしたいと思います。