宝塚の初演は2回観に行きました。

大沢たかお主演で既に2回上演されていることも知っていましたが、食指がが動かず。
今回観に行くことを決めたのは、主演が城田優に交代したからです。
とはいえ、城田くんに対しては苦手意識があり、当初は気が進まなかったのも確か。
でも、歌えるほどDVDを観ている大好きな作品を、何でもいいから久しぶりに生で観たかった(笑)!


ミュージカル「ファントム」は、かの有名なガストン・ルルーの「オペラ座の怪人」を題材とした作品です。
しかしながら、皆様ご存知のミュージカル「オペラ座の怪人」とは全く別の物語。
実は有名な「オペラ座の怪人」の舞台作品は、3作あるのです。
A.L. Webber版「オペラ座の怪人」 ⇒クラシック寄りのミュージカル
A. Copit版「ファントム」 ⇒王道のミュージカル
K. Hill版「オペラ座の怪人」 ⇒オペラっぽいミュージカル


「ファントム」は何より楽曲が素晴らしく、耳に残る曲が多くあります。
あまり乗り気ではなかった観劇も、蓋を開けてみたら大満足!

城田優が、想像を遥かに超える好演で魅せてくれました。
以前はポップスの歌い方だったのが、ミュージカルらしい歌い方になっていて驚きました。
ファントムの心模様を丁寧に表現しており、素晴らしかったです。歌も演技も文句なし。

初ミュージカル出演、初ヒロインに抜擢された山下リオちゃん。
こちらも非常に頑張っていて、とにかく可愛い。
あとは歌に必死で、常に前傾姿勢なのが直れば更に素敵になると思います。

アンサンブルも安定感があるし、メインキャストも総じて良いのですが。
唯一残念なのは、歌詞!
何とかして宝塚版のものを使用できなかったのか…!
初見の人は気にならないのかもしれないけど、なんて歌い辛そうな歌詞だろう。
ただ一方で、なるほど、ファントムをそう性格づけるならば、と思う良質な箇所はありました。
あったものの、全体的には非常に回りくどい言葉が多かったと思います。

ただ、空席が目立つのが気になりました。
だから舞台裏ツアーやらトークショーやら組んでいるのだと思いますが・・・。
第一の問題は、キャスティングだと思います。
パッと見、誰!?みたいな人が多いんですよね。
山下リオちゃんも知名度は高くないと思いますし・・・私はたまたまA-Studioで知っていたけど。

でも、ものは試し(笑)
今月末までACTシアターで上演中ですので、足を運んでみては?