件のコプチャン屋さん、ここが めっちゃ楽しかったので、記録しておこうかとニコニコ


店の入り口を入ってすぐ案内されて座ったのは右側手前の席。
L字形のカウンターのような席で、向かい側に お店の女の子が座って世話をやいてくれる。

席についてすぐ気づいたんだけど、店内に このカウンターのような島が4つあって、それぞれが違う店のようだった。
天井にそれぞれの看板があり、電話番号みたいなものも書いてあったから、別々の店なんだなと思った。

私たちが座ったとこは、母娘でやっているようだった。
お母さんが用意して、娘ちゃんが焼いてくれたり切ってくれたりしていた。

席に着くなり、「シオ? タレ?」と 日本語で オモニが聞いてきた。
2人前からという韓国ご飯屋あるあるかとも思い、それぞれ1人前ずつ頼んで、ビールも1本お願いした。




これ上矢印がシオで、タレはこっち下矢印




奥の、白菜の隣りにあるやつね。


コプチャンは柔らかくて美味しかった。

生の白菜に巻いたり、つけダレのタマネギも生だけど からくなく 美味しかった。

食べていたら、ほろ酔いな感じのアジョシが登場した。
手には 生きたタコを握ってて、オモニに渡したら、たぶん洗ってくれてだと思うけど、オモニが私たちの鉄板の上に 食べなと置いてくれた。

鉄板の上で うごめくタコに アガシが オットケーと 怖がっていた。
でも 恐る恐るハサミでカットしてくれて私たちにすすめてくれた。
世話をやきながら、自分もタコやらコプチャンやらをつまんでたのが、韓国やなぁといった感じ。

件のアジョシ、何度も店を出たり入ったり。
とうやら関係者のようだ。
ペンキで汚れた作業ズボンをはいていたので、本職は塗装業かしらん?


ビニールに包まれた新しい練炭を外に持って行き、入り口横のストーブみたいなとこで火をつけ、赤くなった練炭を金属の棒を使って店内に運んだり、私たちが座った店以外の店の世話もしていた、そのアジョシ。

しばらくすると、今度はザルを持って登場した。
中身を私たちに見せ、食べろ食べろと勧めてくる。
下処理済みのホヤだった。

ホヤは食わず嫌いで食べたことがなく、おそらく苦手だろうと思ったし、友人も得意ではないと、2人して要らないと言ったのだが、何度も勧めてくるので むげにも断れず、小さめのを選んで食べてみた。
意外にクセはなく、食べれるなぁと思った。
人生で初のホヤだった。


またしばらくすると、天秤棒を担いだ別のアジョシが入って来た。
どうやら物売りらしい。





餅売りだった。




「カシワモチ」と日本語で言っていた。

オモニが買って、私たちに食べろと。

一口サイズの小さな柏餅。
柏の葉ではなく、柿の葉のようだった。
楊枝が刺してあるのは あんころ餅。
両方ともあんこは 日本のものに比べると甘みがかなり少ない。
私的には もうちょっと甘い方がいいかなてへぺろ


またしばらくすると、若い学生さんのような男女が入って来た。
女の子はミニスカートにジャンパーという格好。
焼酎のキャンペーンガールだった。
焼酎を飲んでいた客に、ウェットティッシュだの、ノベルティグッズをあげていた。

私たちのところに来たら、オモニが日本から来たお客さんだよとかなんとか言って、ちょこっと喋ったら、ウェットティッシュをくれた。ビールしか飲んでないのに爆笑


食事の最中に お餅を食べてしまったこともあってか、お腹が膨れてしまい、コプチャンを残してしまった。
でも、これ以上は食えないとなり、お会計してもらったら、意外に高く ちょっとびっくり。

ちゃんと壁にメニューが貼ってあり、コプチャンは 40,000ウォン、ビールは 2,000ウォンなので、合計82,000ウォンだった。

ホルモンで 8,000円は ちょっと高いなぁと思ったけど、酔っ払いアジョシの登場でイキのいいタコやホヤを食べれたり、お餅を奢ってもらったり、そのサービス精神に、納得の内容だった。

初の釜山で一発目に こんな楽しい 食事ができて、なんだか釜山に ようこそ〜と歓迎されてるようで、嬉しい夜だった。