この時期になると、
思い出します。
「受験の子を持つ親」には
なったことがないけれど、
「受験生」であったことは確か。
いつもたくさんの愛情をありがとう。
わたしの努力が報われた時、
わたし以上に飛び跳ねて喜んでくれたこと。
それまでは、物音ひとつ。
気をつけて過ごしてくれたこと。
わたしの努力が報われなかった時、
わたしに隠れて拳を握りしめたこと。
きっと、親は
18年くらい育児をして。
一番、子どもとの距離感を
ブランコのように行ったり来たり。
気を遣って、いてくれたことでしょう。
できるだけ、
いつも通り。
できるだけ、静かに。
できるだけ、あたたかく。
できるだけ、おいしいものを。と。
違う形で、愛を与えてくれていました。
幼い我が子を、
泣けば、抱っこする。
「ママー」と言われたら、振り向く。
こんな簡単なことも、
できなかった自分。
そんな私に、
大きくなったあなたを
愛し続けることは、
できるのだろうか。
『子どもをあやすように』
とはいかないけれど、
親にしてもらったように、
背中を見守るでしょう。
ずっと。見守っていく。
ブランコに乗るあなたの背中を押して。
背中が喜ぶ。
あの時よりも、
想像つかないくらい
あなたの背中が、
大きく見えた時。
思いっきり、送りだすでしょう。
できるだけ
いつも通り、
「いってらっしゃい。」
どんな時も、あなたの味方です。



