お付き合い記念の日に入籍を決めていた私達。

もう後数日で旦那さんのお嫁さんになれる!って嬉しかったなぁ。

それと同時に心配な事が一つ。

旦那さんが離婚後お付き合いしていた彼女。

実は、まだ彼女に結婚の事を言えずにいた旦那さんは、相変わらず金土日は彼女と飲みに行っていたのです。

『結婚するって、別れてよって言ってくれた?彼女が別れないとか言ったらどうするの?』
と何回も聞く私に
『別に結婚してるわけちゃうから、すぐに別れられるから。でもな、電話で別れようとかそんな簡単ではないから。ちゃんと会って話さないとあかんし。入籍までにはちゃんとするから』
と。

いい加減な男やなぁ…と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、人として優しい旦那さん。
何十年も一緒にいた彼女に自分から言えなかったんだと思います。

やっと彼女に伝えてくれたのは、入籍の2日前。

『会えたん?彼女さんなんて言ってた?』
と聞くと
『本当は昨日会うつもりで電話したら、会社の飲み会であかんって言われて…。だから今日また電話して話あるから会おうって言ってん。じゃあなんか解ってたんやろな、電話でいいよって。今まで引っ張ってごめんって言われた。』
と。

優しい旦那さん。私が彼女さんの事を聞いても『そんな事をペラペラ話す事はない』と一度も教えてくれなかった。
なのに、今日はホッとしたのだろう。旦那さんも早く別れようって一生懸命になってくれてたんだと嬉しい気持ちになった。

本当に恋は盲目…。


色々とあったけど、無事に入籍でき、旦那さんのお嫁さんになれました。

そして…『○○家の人々』の渦の中に巻き込まれていくのです。