イギリスにはNHS(National Health Service)
と言う医療制度があって
イギリスに合法的に6カ月以上の滞在資格がある人は
NHSに登録する事ができ
登録すると無料で医療のサービスを受けられる仕組みです
(眼科や歯科、処方される薬、プライベート医療機関等は有料です)
手順としては
まず住んでいる地域の診療所
こちらではGP(General practitioner)と言われている
ところでNHSに登録してしてもらい
NHSカードを貰うという感じです
無料で医療サービスを受けられるのは
とても良い事ですが
その分多くの患者さんが殺到している状態なので
診察を受けるまでにやはりある程度
時間がかかることがあるというのは
仕方が無いですね
しかし、来月29日にせまっているEU離脱(Brexit)なども含め
財政的にも問題を抱えているイギリス
多くの外資系企業もイギリスから撤退、EU加盟国に移動を決めていたりして
これだけでも数万人単位が職を失ったり景気も低迷に陥ると予想されています
そんな中でNHSをこのまま無料の医療機関として続けて行けるのか心配です
2018年の10月半ば頃
下血、腹痛、貧血などの症状が
あまりにひどくなって来たので
ついにGPに診察予約を入れました
大体一週間後とかに予約が取れるのですが
何と翌日の朝一に来てと言われました
実は今の家に引っ越ししてきてから3年半
この地域のGPに自分の事で来たのは
これが最初でした
GPの診察室に呼ばれると
インド系の青年医師が座ってました
どうされましたか(How are you?)と聞かれて
思わずいつもの癖で「はい元気です」(I'm Alright や not too bad)
と言いそうになるも
医者に診て貰いに来といて(元気です)とか言ったら
それやったらなんで来てん?て突っ込まれるでと
自分に言い聞かせて一通り症状を伝える
下血 Bleeding from my bottom (blood in the stools)
腹痛 Stmach cramps (Stomach ache)
お腹が張る Bloating
とても疲れる Feeling extremely tired
貧血 Anemia
このお医者さんは
前の女医さんと違ってPCを一切見ず
私の方を向いて話を聞いていたので
「あれっ?PCに打ち込まないの?」
とか思いながら質問に答えてました
一通りの質問の後に
「お腹とお尻の触診をしようと思いますが
お尻ははもし男性医師が見るのに抵抗あるなら
病院で見て貰いますか?」と聞かれたので
病院でお願いしますと言って
お腹だけ診てもらいました
お腹の診察を終えた後に
「内視鏡検査と血液検査を至急受けてください。
通常は予約が取れるまで数週間要するのですが
優先で診てもらえるように伝えておきます」
と言われてGPを後にしたのですが
至急と言ってもまあNHSだし一週間くらいはかかるでしょうと
のんびり構えていた私は
内視鏡の案内と浣腸が入った小包が2日後と言うNHSにしては異例な速さで
送られて来て驚くのでした
つづく