今ブログの記事をみていたら8月の中にアップをし忘れている記事を発見しましたので載せちゃいます。

つか、、、なんでアップを忘れているのが自分自身でも不明なのですが見つけちゃったモンは見つけちゃったんだし、、折角なのでって事でアップしやす。

たまたま記事をみてたから見つけたものの・・・見なかったらずっとこのまんまだったんだろうな・・・。(笑)


では8月に書いてアップし忘れていた記事です。




ちょっと寂しいお話を1つ。

ワタクシ事で恐縮です。


写真に見える赤いレンガの建物。

これはアタシが此処に引っ越してくる前からあったであろう古い喫茶店である。

アタシが此処に引っ越してきたのは5歳。もう20年以上前からある。

もしかしたらもっと前からあるかもしれない。


アタシがこのお店に初めて入ったのは・・・5歳か6歳くらいだろうか。

兎に角アタシには衝撃の大きい店だった。


中は天井が高く、オレンジの電球の入っているシャンデリアがある。

ホンモノのレンガの暖炉がある。実際は本物の火では無くヒーターだけど。

テーブルも椅子も木で統一されている。座り心地は・・・正直硬い。

ラックには自由に読んでいい本がおいてある。新聞もある。


小さかったアタシはまず店の雰囲気に圧倒された事を覚えている。

そして何より衝撃だったのはテーブルにあった珈琲用の砂糖だ。

白い陶器の入れ物を開けると中に茶色の石のような砂糖がゴツゴツ入っていて

子供ながらに『なんじゃコリャ?』と驚いた。

砂糖と教えられ1個頬張った記憶がある。硬かった記憶もある。


メニューも色々あるのだか、流石喫茶店値段。1000円は軽く越えてしまう。

アタシはいつしかこのお店を”敷居の高い店”と思うようになっていた。

たかが近所の喫茶店。されど近所の喫茶店。

うちの近所でこのお店を知らない人はいないのだ。


レトロな面持ちで、ずっとオレンジの優しい光が見える赤いレンガのお店。


大人になって自分でお金が稼げるようになったら此処のメニューを色々食べてみたい。

珈琲の飲める大人になったら大人達が『ここの珈琲はウマい』と言っている会話に入ってみたい。

時間にゆとりができたら此処で珈琲を頼んでまったりしてみたい。

色んな事を思いながら此処のお店の脇を通ったモンだ。


いつしか社会人となり、友達と2人で行くとなった時はちょっとした騒ぎものだった。

アタシなんかが行っていいのかい?なんて。

5歳か6歳の時以来の入店に胸躍らせながらも変わっていない店内で硬い椅子に座った。

繁盛している。

とは言えない。

でも人が居ないわけではない。

周りを見ると皆思い思いに過ごしているのが見える。

お友達と来ている奥様方からは貴婦人のオーラが見えてしまう。

1人で新聞読みながら食事をしているオジさんはロマンスグレーなダンディなオジ様に見える。

カップルできている2人が笑顔で同じ珈琲を飲んでる姿はイタリア映画のワンシーンのようだ。

何故イタリアを感じたかは不明だが・・・。


そんな風に見ようと思えば見えてしまう不思議な空間のある喫茶店。

注文をする。

友達は決まっているようでチキンのトマト煮。すごくうまそう。

アタシはハンバーグ。王道メニューで大満足。


2回目の入店。

友達はチキンのトマト煮。

アタシも同じ。

かなりのウマさに友達と熱く語った。


3回目入店。

この時は別の友達も一緒で3人だった。

いつも行く友達はチキンのトマト煮。別の日に来た時にシーフードドリアもウマいと言っていた。

初めて来た友達はハンバーグとエビフライののったヤツだったと思う。

アタシはカレーハンバーグドリア。ボリュームのデカサに若干ひいた。でもウマかった。


印象深いメニューはチキンのトマト煮。

冬に喰いたい温かくて優しいどこか外国の田舎の郷土料理のような食べ物。

最後にセットの珈琲を飲む。


自己満足。


大人になったなぁ~と。


次行く時は何食べよう。

次こそパスタを食べよう。

でもドリアもウマい。

あ、、、鉄板でしょうが焼きもあったなぁ。

喫茶店のしょうが焼きってどんなんだろう・・・。



この間、車でレンガ亭の前を通った。

そして”ある異変””に気がついた。


オレンジの光が燈ってない。


早い盆休みだろうか・・・・。


後日。

レンガ亭が閉館になったと聞いた。

思わず会社の帰り道お店の前を通るようにして帰った。

扉は硬く閉ざされていた。


アタシは横付けをして車から写真を撮った。


急いで撮ったからちゃんと撮れなかった。

壊されると聞いた訳でも無いのに急いで撮った。


赤いレンガが携帯に写った。


友達に閉館を知らせるメールをした。

後日友達は店の前まで行って張り紙の確認をしに行った。


チキンのトマト煮のおいしい店は閉まってしまった。


噂によるとお料理をしていた方が亡くなったとかそうじゃないとか。


真相は分からないけど。


おいしいお料理有難う。



アタシ達はお店の雰囲気と出で立ちから敬意を込めて呼んでいた”赤レンガ亭。”


本当の名前は違うんだけどね。。。


常連さんになり損ねちゃったなぁ。。。