パリの南西郊外、ブローニュ・

 

ビヤンクールに位置し、6年間の

 

改修工事を経て、今年4月に、

 

リニューアルオープンした

 

 Musée Albert Kahn

 

(アルベール・カーン美術館)。

 

 

実業家兼銀行家であったユダヤ系

 

フランス人、アルベール・カーンの

 

元邸宅で、私たち夫婦にとっては

 

独身時代に、ふたりで初めて訪れた

 

美術館。思い入れのある場所です。

 

 

特に、日本庭園が素晴らしく、

 

当時、何度も足を運んでいた主人。

 

予備知識なく、連れて来られた私も

 

パリ(近郊)にこんな所が

 

あるなんて!と感銘を受けました。

 

 

日本とのつながりが深かったカーンは

 

明治の時代に、日本から職人を

 

呼び寄せ、伝統的な庭園を建設。

 

2軒の家屋とお茶室も移築しました。

 

 

日本文化に対する敬意と

 

庭づくりにかける情熱がうかがえ、

 

 

訪れるたびに、ここは京都か?

 

と錯覚します。

 

 

都会の喧騒を忘れさせてくれる

 

四季折々の風景が広がり、

 

眺めているだけで、癒されます。

 

 

こちらはカーンの生涯へのオマージュ

 

として、1989年に、造園家の

 

高野文彰氏が手がけた現代日本庭園。

 

 

ご高齢のフランス人マダムたちの

 

「あなた、日本に行ったことある?」

 

「いいえ。でも死ぬ前に行きたいわ。」

 

という会話が聞こえ、

 

嬉しくなりました。

 

ぜひとも訪れていただきたいですね。

 

 

手入れの行き届いた、

 

4ヘクタールを誇る庭園には

 

 

フランス式庭園、熱帯温室、

 

 

ローズガーデン、

 

 

針葉樹林、イギリス式庭園もあり、

 

「異文化の共存=世界平和」

 

という、カーンの切なる願いが

 

込められています。

 

 

美術館の新館は隈研吾氏が設計。

 

常設展では1909年から1931年の間に、

 

カーンが世界中に派遣したカメラマン

 

によって、撮影された72,000枚の

 

写真乾板や映像が見られます。

 

 

また、2022年11月13日まで開催中の

 

『世界一周』と題した企画展では

 

カーンも同行した世界一周旅行を

 

軸にした展示がなされ、

 

 

特に、1世紀以上前の日本の

 

映像は興味を覚えました。

 

美術館は郊外ですが、メトロ10号線

 

の最終駅  Boulogne Pont de 

 

Saint-Cloud 目の前とアクセスは

 

良いので、日本を感じたい方には

 

おすすめです。

 

 

 

 

 
 
 

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◆ Musée Albert Kahn