先週、パリはポカポカ陽気を
通り越し、気温が27度まで
上がりましたが、今週は急降下。
最低気温がマイナスの日もあり、
火曜日はなんと、雪が降りました。
満開の桜の後に降雪とは
驚きました。
近年、世界各地で発生する
異常気象の頻度が高まっていて、
地球の行く末が危惧されます。
ところで、皆さまはヨーロッパの
公園や庭園などでよく見かける、
このお家型の物体が
何かご存じでしょうか。
これね、インセクトホテル
(バグホテル)と呼ばれる
虫のお家です。
昆虫は人間を含む動植物に
多大な恩恵をもたらしますが、
農薬の乱用や森林伐採による
生息地の消失、気候変動などの
理由により、世界中で減少傾向
(厄介なことに、害虫は増加)
にあります。
生態系の維持に必要不可欠な
昆虫が減少すると、食物連鎖に
影響を与え、ひいては生物の
絶滅にもつながりかねません。
インセクトホテルの目的は、
昆虫たちに越冬できる
すみかを提供することです。
春になったら、しっかりお仕事
してもらうためにも！
虫が好む丸太や枝、樹皮、
枯れ葉、藁、松ぼっくり、石材
など、さまざまな素材と形を
組み合わせて、害虫を捕食
してくれる益虫を誘致します。
民家のお庭でもインセクトハウスを
見かけることがあり、個性的な
出来映えを眺めるのも楽しいです。
また、デザインコンテストも
開かれているようです。
興味のある方は手作りされて
みてはいかがでしょうか。
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