パリのデパートも春節仕様。
今週も中国の方々で、大賑わい。
さて、学生時代、研修旅行で、
中国・広州を訪れ、市場を
見学したことがあります。
アジアの市場は大体、どこも雑多で、
エネルギッシュですが、その市場は
今、振り返ってもカルチャーショックに、
めまいがするほど、衝撃的でした。
ワンコさんがペット用に売られて
いるのかと思ったら、それらは
すべて食用。
ジビエなんて、かわいいもので、
そこではありとあらゆる野生動物が
売られ、現地ガイドさんから、「中国では
四つ足で食べない物は机と椅子だけ、
二本足で食べない物は親だけ、
空を飛ぶ物で食べないのは飛行機だけ、
水中の物で食べないのは潜水艦だけ。」
と聞かされ、あながち冗談とも言えない
のでは？とショックを受けたものです。
衛生管理が徹底されているとは
到底、思えない不衛生な環境で、
新型コロナウイルス流行の発生地
と考えられている、中国・武漢の
生鮮市場もウィルスの温床だった
と言われるのも納得できます。
ところで、フランスでは武漢からの
退避者に対して、潜伏期間にあたる
2週間は施設にて、完全隔離される
こととなりました。
たとえ症状が出ていなくてもアメリカも
オーストラリアも韓国も一定期間は
隔離されるのに対し、日本の対応には
不安を感じずにはいられません。
29日の第一便で、帰国された方のうち、
3人が新型肺炎に感染していることが
明らかになりましたが、うち2人は
無症状だったとのこと。
機内で、ウィルスが拡散された恐れも
あるわけで、それでも無症状の人を
隔離することは人権侵害にあたると
言えるのでしょうか。
潜伏期間が過ぎてから、帰宅して
いただいた方が偏見も生まれない
と思いますけれど。
この緊迫した事態のなか、退避者の
方に、用意されていたホテルの部屋が
足りず、他人と相部屋だったというのも
驚きで、あまりに、お粗末な日本の
対応に、苛立ちます。
オリンピックも控えているというのに、
こんな調子で、大丈夫ですか、
リスク管理がなってませんよね。
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