イギリスは多くの美術館や博物館の入館料が無料なので、
気軽に立ち寄れるのが嬉しいです。
こちらはスコットランド博物館と王立博物館が合併して、
2011年に再オープンした「スコットランド国立博物館」。
スコットランドの歴史や民族、文化に関する展示をはじめ、
自然史、
CERN加速空洞
科学や産業技術の変遷、
ピカソデザインのCapra(ヤギ)
アート、デザイン、
ヴィヴィアン・ウェストウッドによるハリスのツイードスーツ
ファッションなどなど、古代から現代に至るまで、
2万点以上もの多種多様な所蔵品を誇ります。
11:00~16:00の毎時間、壮大なチャイムを鳴らす
ミレニアムクロックも人気。
じっくり見るなら、一日がかりの充実度ですが、
閉館までの1時間半しか時間がなかったため、
この時ばかりは主人と別行動。
各々、興味のあるものが異なるので、お目当ての
ものを目指して、見学することにしました。
そして、私がぜひとも見ておきたかったのが、
世界初の哺乳類(雌羊)の体細胞クローン「ドリー」です。
1996年7月に、エディンバラ郊外のロスリン研究所で
生まれ、2003年2月に安楽死していますので、
もちろん、はく製ですが。
当時、ドリーの誕生によって、SFの世界がいよいよ
現実味を帯びてきたかと世界中の注目を集めましたよね。
あれから、22年の月日を経て、多くの哺乳動物の体細胞
クローンが誕生し、今年1月には中国で、世界初の霊長類、
カニクイザルのクローンも誕生しています。
外見的にはなんら他の羊と変わりないドリーちゃんですが、
メディアを通じて、何度も目にしていただけに、
穏やかな表情で見つめるはく製のドリーちゃんが
とても不憫に思えました。
最上階は展望テラスになっています。
駆け足で巡りましたが、できれば、もっとゆっくり
見学したかった、大人も子供も楽しめる博物館でした。
皆さまの応援が更新の励みになります。
一日一回、それぞれに応援クリック、よろしくお願いいたします。
初めての方は こちら も読んでくださいね。
読者登録していただくと更新通知が届きます。