見所がコンパクトにまとまって

 

いるエディンバラの街。

 

パリやロンドンほど物価も

 

高くなく、治安もまずまず、

 

暮らしやすそうな街という

 

印象を受けました。

 

内陸に位置するパリには海が

 

ありませんが、エディンバラは

 

そばに海岸があるのも良いですね。

 

 

中心部からバスで20分ほどの

 

PORTO BELLO というビーチに、

 

やって来ました。

 

海岸沿いには家々が建ち並び、

 

目の前がビーチというロケーション

 

はなんとも羨ましいです。

 

(津波の心配がなければですが)

 

この日は写真では分かりづらい

 

ですが、天空から海面に向かって、

 

大きな滝のように流れる雲が

 

印象的でした。

 

 

夕暮れ前の時間を思い思いに

 

楽しむ人々。

 

 

雨の多いスコットランドで、滞在中

 

ほとんど降られなかったのは

 

ラッキーでしたが、雲の多さは

 

イギリスならではなのでしょうね。

 

ところで、エディンバラ近郊に、

 

世界遺産の橋があることを

 

ご存知でしょうか。

 

世界遺産と聞くと、つい古めかしい

 

橋を思い浮かべてしまいますが、

 

 

いかがでしょう?

 

意外にも近代的ですよね!

 

高さ 110m、長さ 2,530mの

 

こちらの橋の名は Forth Bridge

 

(フォース・ブリッジ)。

 

1890年開通の今なお現役の

 

鉄道橋です。

 

支間距離が比較的、長い橋に用い

 

られるカンチレバー構造の橋では

 

世界最長で、55,000tもの鉄を

 

使っていることから、別名

 

「鋼の恐竜」とも呼ばれているとか。

 

イギリスの産業が飛躍的に発展し、

 

全国に鉄道網が張り巡らされた

 

19世紀後半の当時、世界最長を

 

誇ったスコットランドのテイ橋が、

 

開通翌年に強風で崩壊し、

 

通過中の列車が転落。

 

犠牲者75名という大惨事

 

となりました。

 

その教訓を受け継いで建設されたのが、

 

このフォース橋で、建設にはなんと

 

日本人も係わっていたのでした。

 

イギリスの鉄道技師で橋の設計者でも

 

ある ジョン・ファウラー、

 

ベンジャミン・ベイカーと共に、

 

人間模型によって、橋の構造となる

 

カンチレバーの原理の実演を行った

 

のが、後にフォース橋の建設

 

アシスタントエンジニアとなり、

 

「日本土木史の父」と呼ばれる

 

渡邊嘉一氏でした。

 

 

その時の写真がこちら。

 

栄えある中央が日本人技師なのは

 

カンチレバーの起源が東洋にあり、

 

東洋の恩義を忘れないように、

 

という両側のおふたりからの

 

計らいだったそう。

 

おふたりさん、粋な計らいを

 

どうもありがとう!

 

絵面的にも小柄な日本人を中央に

 

置いた方が、バランスがとれて

 

良いですしね。

 

フォース橋はスコットランド銀行が

 

発行している20ポンド紙幣の図柄

 

にもなっていて、それと共に、

 

カンチレバーの原理の実演を行った

 

際の、この人間模型の写真も

 

描かれています。

 

スコットランドの紙幣に描かれる

 

偉大な日本人がいたとは、

 

実に誇らしいですね。

 

 

こちらは同じフォース湾に架かる

 

長さ 2,512m のフォース・

 

ロード・ブリッジ。

 

1964年の開通当時はヨーロッパ

 

最長のつり橋だったそうです。

 

ボルドーの Le pont Jaques 

 

Chaban-Delmas


(ジャック・シャバン・デルマ橋 矢印 こちら )

 

のようなライトアップを期待して、

 

夕暮れ時を狙いましたが、

 

意外と地味な感じでした。

 

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