パリ東駅から電車に

 

揺られること30分。

 

日本から遊びに来ていた友と

 

マルヌ川が流れる郊外の町

 

Meaux(モー)を訪れました。

 

 

この町の特産といえば、

 

 

フランスを代表する

 

白カビチーズ Brie(ブリー)。

 

そう、あのブリー・ド・モーの

 

生産地です。

 

日本で白カビチーズといえば、

 

カマンベールが有名ですが、

 

その歴史はカマンベールよりも

 

古く、8世紀のフランク王国の王

 

シャルルマーニュ(カール大帝)が

 

初めて、ブリーを食した際に

 

「余はまさに極上の一品を

 

発見した。」と絶賛されたとか。

 

また、フランス革命の断頭台の

 

露と消えたルイ16世もブリーが

 

好物だったそうです。

 

革命の最中、国王一家が国外への

 

逃亡をはかった際もブリー食べたさ

 

に馬車を止めたり(緊張感なさすぎ)、

 

国境に近いヴァレンヌで捕らえ

 

られた際も連行先で、食べたい

 

ものを聞かれ、ブリーを欲しがった

 

(どんだけ好きなの)なんていう

 

エピソードもあるほどです。

 


今回、モーを訪れた目的は、毎週

 

土曜日に上の写真のマルシェ橋

 

を渡ったところで、開催されて

 

いるマルシェに行くことでした。

 

 

この日はあいにくの雨模様

 

でしたが、屋根付きのマルシェ

 

なので、助かりました。

 

 

新鮮なお野菜や果物が

 

ところ狭しと並びます。

 

 

マルシェの中で時に行列を

 

なしているのが、A.O.Cに

 

指定されているチーズ屋さん

 

「GANOT(ガノー)」。

 

A.O.Cは「Appéllation d’Origine 

 

Contrôlée(アペラシオン・

 

ドリジン・コントロレ)」の略で、

 

製品の質の高さを保証する

 

フランスの認証制度です。

 

 

定番のブリー・ド・モーをはじめ、

 

さまざまなチーズが並ぶなか、

 

 

すみっこに生産地ならではの

 

レアなチーズが!

 

ブリーをより長く熟成させた 

 

Brie Noir(ブリー・ノアール)

 

黒ブリーです。

 

水分が抜け、乾燥したことで、

 

セミハードに変化しています。

 

ブリー・ド・モーは日本でも珍しく

 

ありませんが、ブリー・ノアールは

 

パリですら、ほとんど見かけません。

 

凝縮された濃厚なお味で、匂いも

 

きつい個性的なチーズです。

 

熟成 4ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、

 

それ以上とあり、よほどの

 

マニアか、上級者でもなければ、

 

6ヶ月以内のものをおすすめします。

 

私は新鮮なブリー・ド・モーの

 

方が好きですが、ダーリンへの

 

お土産に6ヶ月と12ヶ月以上

 

(これは興味本位で)の2種を購入。

 

 

バターも試しに買ってみました。 

 

お値段は 250g 4.3ユーロ。

 

美味しいですが、私は

 

beillevaire(ベイユヴェール)

 

の方が好みです。

 

 

マルシェでお買い物の後は、

 

せっかくここまで来たのですから、

 

散策がてら、町のシンボルの

 

大聖堂を見学する予定でした。

 

しかし、この日は思いのほか寒く、

 

雨も降っていたので、そんな気力

 

もなくなり、マルシェの後は、

 

パン屋さんに立ち寄っただけで

 

帰ることになりました。

 

パリから近いので、年に4回、

 

パリを訪れる友もまたチーズを

 

買いに来ると言っていました。

 

モーはガイドブックにもほとんど

 

載っていない小さな町ですが、

 

ブリー・ド・モーの他に、

 

マスタードの産地としても有名です。

 

パリから少しだけ足を延ばして、

 

あなたもモーを訪れてみませんか。

 

皆さまの応援が更新の励みになります。

 

一日一回、それぞれに応援クリック、よろしくお願いいたします。

     

 にほんブログ村

 

☆こちらにもお願いします。 

         ↓


 人気ブログランキング

 

ブログ初めましての方は ▶ こちら も読んでくださいね。

 

フォローしていただくと更新通知が届きます。