スコットランドの首都エディンバラの街の
シンボルとなっているのが、
街の至るところから眺めることはできる、
キャッスル・ロックという切り立った岩山の
上に建つエディンバラ城です。
英国周遊ツアーで、エディンバラに1泊
というスケジュールでもほぼ、観光に
組み込まれている定番スポットです。
朝はケンタウロスも準備中。
スコットランドは南の隣国イングランドと
戦争を繰り返してきた歴史があるように、
この城もまさに要塞然とした造りになっています。
おとぎ話に出てくる瀟洒なお城とは対照的ですね。
入口上部には王家の紋章 レッド・ライオンと
ラテン語で「NEMO:ME:IMPUNE:LACESSIT
(何人も咎なく我を害せず)」と記されています。
要するに「攻撃したら、ただでは済まないぞ!」って、ことですね。
そして、両脇にはふたりのスコットランドの英雄像。
向かって、右側はスコットランド独立のために戦った
ウィリアム・ウォレス。
彼にスポットを当てた、1995年のアメリカ映画「 Braveheart
(ブレイブハート)」ではメル・ギブソンが演じています。
左側はスコットランドを独立に導いたスコットランド国王、
ロバート1世。紙幣にも描かれている国民的英雄です。
入場料は20ポンド(約2,900円)。ちと、高いね。
1ポンド=200円超の時だったら、4,000円以上ですもの。
でもはるばる来たからには入場せずには帰れません。
まずは展望台から街並みを一望。
右上には前回、レポートしたカルトン・ヒルが見えます。
城壁沿いにはいくつもの砲台が設置されていて、
こんな風に狙って、大砲が放たれていたのですね。
中でも特大級の大砲が15世紀に造られた
総重量6tの「モンス・メグ」と呼ばれるものです。
重さ150kgの砲丸が使われ、射程距離は
およそ3.2kmにもおよんだとか。
その威力たるや凄まじい破壊力だったのでしょうね。
ところで、皆さまは大砲を数える際の単位が
「門」だということ、ご存知でしたか?
城内は広く、スコットランド王国の長い戦いの
歴史に関する展示物や華麗な王室の
戴冠宝器や装飾調度品などが盛りだくさん。
ゆっくり見たら、一日がかりになりそうです。
見応えのある内部の様子は
エディンバラのランドマーク「エディンバラ城」後編 へ続きます。
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