古くから酒、醤油、味噌などの醸造業で栄えた愛知県半田市。

 

日本一のお酢メーカーであるミツカンの本社があることでも知られ、

 

 

運河沿いには醸造蔵が建ち並んでいます。

 

今や巨大食品メーカーとなったミツカンの歴史は割愛しますが、

 

三本線に丸を加えた、このミツカン(三ッ環)マーク。

 

その由来をご存知でしょうか。

 

三本線は創業者の中野又左衛門家の家紋でもありますが、

 

酢の命でもある「味」・「利き」・「香り」の意味も持っています。

 

そして、三本線の下の丸(円)は「天下一円にあまねし」

 

という易学上の理念を表しているそうです。

 

 

江戸時代には海運で栄えた半田から江戸へと

 

特産の酒や酢が運ばれました。

 

そんな、かつての面影が感じられる辺り一帯は

 

黒澤明監督のデビュー作「姿三四郎」のロケ地にもなり、

 

また、環境省の「かおり風景100選」にも選ばれています。

 

4月中旬から5月初旬にかけては運河沿いで、

 

たくさんの鯉のぼりが風にそよぐ姿が見られます。

 

 

防虫・防腐の効果も兼ねる黒塗りの街並みはなんとも風情がありますね。

 

 

酢づくりの歴史や食文化の魅力を体験しながら、

 

楽しく学べる MIZKAN MUSEUM 。

 

 

すぐそばには水の流れによって、微妙に音色が変化する水琴窟があります。

 

 

涼しげな水音を楽しむなんて、風流ですね~。

 

ここから300mほどの距離には1870年に建造され、

 

現存する貴重な木造住宅として、2004年に国の

 

登録有形文化財となった小栗家住宅があります。

 

 

門をくぐると二本の松の間に、半田市の指定天然記念物にも

 

なっている白いモッコウバラ(木香薔薇)が植えられています。

 

周りの木造建築とも相まって、素敵!

 

 

長崎のグラバー園にもモッコウバラがあり、同時期に

 

日本に伝来したものではないかと考えられています。

 

樹齢は約150年と推定されています。

 

 

常緑つる性の低木で、トゲはなく、主枝は

 

複雑に曲がりながら、上に伸びています。

 

 

毎年4月中旬から5月初旬に直径2-3cmの白い可憐な花を咲かせます。

 

モッコウバラには黄色もあり、黄モッコウは

 

今、話題の秋篠宮眞子様のお印になっています。

 

 

この界隈には江戸時代から海運業、醸造業で

 

栄えた豪商中埜半六家の邸宅もあり、

 

 

半六庭園は憩いの場となっています。

 

 

300有余年の歴史を誇る酒造りの道具や資料を展示した

 

入館無料(事前予約要)の「國盛 酒の文化館」も興味深いです。

 

重厚な黒塗りの壁、格子のはまった白い漆喰窓をもつ建物は

 

1972年まで約200年にわたり、実際に酒造りが行われた

 

酒蔵をそのまま活用したそうです。

 

 

日本酒の造り酒屋でお馴染みの大きな大きな杉玉が

 

訪れる人々を出迎えてくれます。

 

急に叔父に誘われ、短時間の駆け足で回ったため、

 

博物館を訪れる余裕はありませんでしたが、

 

次回はゆっくり見学したいと思いました。

 

 出典:http://nankichi.org/

 

秋には彼岸花まつり、

 

出典 : 半田山車まつり保存会

 

そして、今年は5年に一度のはんだ山車まつりも開催されますので、

 

興味のある方はチェックしてみてくださいね。

 

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