パリを訪れて、滞在中に、

 

内部見学はしなくてもおそらく、

 

一度は目にするであろう

 

歴史的建造物のひとつ、

 

Palais Garnier(ガルニエ宮)、

 

通称「オペラ座」。

 

 

風格あるたたずまいを前に、

 

記念撮影する人が絶えません。

 

1860年、ナポレオン3世の

 

命により、上流階級の社交場に、

 

ふさわしい新オペラ座の

 

建設計画が具体化。

 

行われた公募、171の中から

 

当時、35歳の無名の建築家

 

Charles Garnier(シャルル・

 

ガルニエ)の作品が

 

採択されました。

 

従来の建築様式に、とらわれる

 

ことなく、古典様式と皇帝が

 

好んだバロック様式を取り入れ、

 

14年の歳月を費やし、

 

世界最大規模の劇場が完成。

 

1875年1月5日に、

 

落成式が行われました。

 

 

屋根の両脇にある

 

シャルル・ギュムリー作の

 

音楽家に、インスピレーションを

 

与える芸術神ミューズの2体の

 

黄金の像は左が「ハーモニー」で、

 

右が「ポエジー(詩情)」。

 

 

正面下部の入口壁面を飾る

 

カルポー作の「ラ・ダンス」は

 

制作当時、公序良俗を問われ、

 

大批判を浴びたそう。

 

数あるオペラ座の彫刻の

 

中でも最も有名ですが、

 

これは複製で、オリジナルは

 

オルセー美術館にあります。

 

 

内部見学は公演のない

 

時間帯の自由見学と

 

英語もしくはフランス語の

 

ガイド付ツアーがあります。

 

残念ながら、日本語(オーディオ

 

ガイドは有り)はありませんが、

 

ガイド付ツアーですと

 

自由見学では見られない

 

場所も含まれています。

 

私たちは自由気ままに、

 

見学することにしました。

 

 

見学の始まりはマルチェロ作

 

の「ピトニス(女予言者)」から。

 

ここから、有料になります。

 

 

最初の見どころは

 

劇場ホールや中央回路

 

へと続く

 

 

大理石を贅沢に使った

 

グラン・エスカリエ。

 

 

天井までの高さは約30m。

 

この大階段を前に、

 

「マスカレ~~ 歌う」が

 

聞こえてきそうな気が

 

する方も多いのでは?

 

 

オペラ座と言えば、

 

やはり、これ!

 

「オペラ座の怪人」ですよね。

 

 

華やかな衣装に、

 

身を包んだ貴婦人と

 

腕を貸して、エスコートする

 

紳士が優雅に、歩く姿が

 

思い浮かぶようです。

 

 

 

吹き抜けの天井の

 

フレスコ画もお見逃しなく。

 

 

通路の両側には多数の彫像、

 

そして、天井、床にも

 

ご注目ください。

 

 

うわぁ~、ゴージャス!

 

まるで宮殿の大広間のような

 

グラン・フォワイエは

 

長さ58m、幅13m、高さ18m。

 

鏡と窓の効果で、さらなる

 

空間の広がりを演出しています。

 

現在もここで、舞踏会が

 

開かれることがあるそう。

 

きらびやかな黄金に、

 

縁取られた装飾とシャンデリアに、

 

目がくらみそうです。

 

この時はロープがかけられ、

 

大広間を横断できなかったことと、

 

テラスに、出られなかった

 

ことが残念でした。

 

 

 

装飾のメインモチーフの

 

竪琴が随所に、見られます。

 

 

大きな長方形型の天井画は

 

ポール・ボードリーによって、

 

音楽史を題材に描かれたもの。

 

 

目に入るものすべてに、

 

装飾が施され、豪華絢爛では

 

ありますが、正直なところ、

 

重すぎる感がしない

 

でもないような。

 

優美さにはおいては私も

 

主人もヴェルサイユ宮殿の

 

鏡の間の方が好みです。

 

 

まばゆいばかりの装飾。

 

 

 

 

 Le Salon de la lune(月の間)

 

 

Le salon du Soleil(太陽の間)

 

小さなサロンの装飾も

 

それぞれが個性的です。

 

オペラ座の魅力は

 

まだまだ続きます。

 

19世紀の大劇場「オペラ・ガルニエ」後編 へ。

 

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