前回のサン・ジェルマン・アン・レー城の庭園

 

に、引き続き、今回は

 

Musée d’archéologie nationale

 

(国立考古学博物館)にも

 

なっている、お城の内部を

 

ご紹介します。

 

庭園は誰でも自由に、

 

入場できますが、城内部は

 

有料となります。

 

(毎月第1日曜日に限り、無料)

 

 

こちらは城の中庭です。

 

まずは中庭に、面した

 

サント・シャペル

 

(サン・ルイ礼拝堂)へ。

 

 

パリのサント・シャペルも手がけた

 

ルイ9世のお気に入りの建築家

 

Pierre de Montreuil(ピエール・

 

ド・モントルイユ)によって、

 

パリのサント・シャペルの

 

約10年前に、建てられたそうです。

 

フランスの王位継承をめぐる

 

イングランドとフランスの戦い、

 

100年戦争(1339年~1453年)

 

によって、城の大部分は

 

焼失してしまいますが、

 

塔とサント・シャペルだけは

 

難を逃れました。

 

 

 

外から見たチャペル。

 

 

支柱がない内部は開放的で、

 

西壁はゴシックのレイヨナン式

 

のバラ窓で飾られています。

 

 

 

 

城は1682年に、ルイ14世が

 

ヴェルサイユへと国王の

 

居住地を移した後、時代に

 

よって、監獄や騎兵隊の

 

訓練所とその用途も変わりました。

 

博物館としての始まりは

 

1862年に、ナポレオン3世

 

によって、考古学のコレクションが

 

この城に、集められたことです。

 

パリ万博の開催に合わせて、

 

大規模な修復が行われ、

 

1867年に、考古学を専門とした

 

フランス唯一の博物館、

 

「国立古代文明博物館」として、

 

その幕をあけました。

 

 

世界有数の考古学の

 

研究機関として、発達すると

 

ともに、コレクションも

 

増やし続け、2005年には

 

「国立考古学博物館」と改名。

 

紀元前からメロヴィング王朝、

 

5世紀までの約3万点にのぼる

 

展示品を誇っています。

 

 

実物は圧巻の横幅2mはある

 

ヘラジカ(別名 オオジカ)

 

の頭部の骨。

 

雄の成獣はこのように、

 

ヘラのような角を持つことが

 

和名の由来となっています。

 

 

紀元前の女性の人骨も展示

 

されていて、驚くも怖いもの

 

見たさで、見入ってしまいました。

 

 

武具や

 

 

プレートアーマー

 

(板金鎧 ばんきんよろい)、

 

 

そして、とんがり頭のヘルメット。

 

 

美しい細工が施された

 

ものもありました。

 

 

 

また、戦地の様子を表した

 

模型もあり、興味深かったです。

 

 

こんなものまで残っているなんて!

 

夏に涼しそうで、良くない?

 

 

 

まるでカーペットのような

 

春夏秋冬を表したモザイク画。

 

どれもこれも展示品の

 

保存状態の良さに感心します。

 

他にも生活用品やケルト美術品

 

なども展示されていますので、

 

興味のある方は庭園とあわせて、

 

足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

 

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◆ Musée d’archéologie nationale 

住所 Château – Place Charles de Gaulle 78105 Saint-Germain-en-Laye
TEL 01 39 10 13 00
開館時間 10:00-17:00
休館日 火曜日, 12/25, 1/1, 5/1
最寄り駅 RER : Saint-Germain-en-Laye (ligne A1)
Website http://musee-archeologienationale.fr/