毎年9月の第3週目の週末に
開催される
『ヨーロッパ文化遺産の日』。
より多くの人々が文化遺産に
親しむことができるようにと
始まったイベントで、普段は
一般公開していない場所や対象
となっているほとんどの施設へ
無料で入場できる、貴重で
お得な2日間です。
毎年、主人とどこへ行こうか
話し合い、第1日目は
ルイ・ヴィトン財団による
現代アート美術館
FONDATION LOUIS VUITTON
を予約しました。
ルイ・ヴィトン財団美術館の
最大の魅力は、その外観!
カナダ出身の世界的にも有名な
建築家 Frank Gehry(フランク・
ゲーリー)氏が手掛けた、
斬新かつ独創的なデザインが
ひと際、目を引きます。
“ 絶えず変わりゆく世界のように、
その日の時間や光の加減で表情を変える
建物を構想したいと考えました。
時は一瞬たりとして同じではない、
そのはかなさを感じてもらえるように。”
との、フランク・ゲーリー氏の
思いが反映されています。
今回なぜ、ルイ・ヴィトン財団
美術館を選んだのかと言うと、
フランス人アーティストの
Daniel Buren(ダニエル・
ビュラン)氏によるアート作品
『Observatory of Light
(光の観測所)』が、期間限定で
展示されているからです。
建物全体を利用し、12枚のベール
を構成する3,600枚のガラスに、
白 × 透明のストライプと13色の
色付きフィルターが等間隔に
配された、なんとも大胆な作品です。
お天気が良くなかったので、
写真映えせず、残念!
青空だったら、もっと素敵なのに。
入館待ちの行列ができていましたが、
事前予約をしておいたので、並ばず、
スムーズに入館できました。
こちらもアート作品。
デンマーク出身のアーティスト
Olafur Eliasson(オラファー・
エリアソン)氏による
『INSIDE THE HORIZON
(水平線の内側)』です。
階段状の水庭
オーディトリアムのステージの
カラフルな背景は昨年、亡くなった
アメリカ人画家 Ellsworth Kelly
(エルズワース・ケリー)氏
によるものです。
この日はキッズ向けのイベントが
行われていましたが、普段は
講演やアーティストによる
パフォーマンスなども行われ、
床が可動することで、1,000人
まで収容できるそうです。
アルゼンチン出身のアーティスト
Adrian Villar Rojas(アドリアン・
ヴィジャール・ロハス)氏の
世界中から集められた
有機質と無機質の素材
(土、色素、植物、野菜、石、
カーボン、セメント、草、化石、
珊瑚、パン、果物、衣服、靴…)
の異なる層で構成された彫刻
『Where the Slaves Live
(奴隷たちが暮らす場所)』。
屋上では複雑な建物の構造を
間近に観察でき、興味深いです。
どこもかしこも曲線だらけ。
イメージするのは簡単ですが、
これを形にするって、本当に
大変なことです。
眼下に広がる
アクリマタシオン公園。
ラ・デファンスの高層ビル群や
エッフェル塔も望めます。
巨大なバラのオブジェ
館内にはパリの一つ星シェフ
ジャン=ルイ・ノミコス氏
プロデュースのレストラン
もあります。
設計者のフランク・ゲーリー氏
を称え、店名は『LE FRANK』
です。
天井から吊るされた魚の形をした
ランプは、フランク・ゲーリー氏
によるものです。
ブックストアではここでしか
買えない、限定オリジナル
グッズも売られています。
お馴染みのあのロゴが
確認できます。
ゆっくりしていたら、日暮れ
間近になってしまいました。
それにしても強烈なインパクト!
まるで宇宙船のようです。
これが期間限定だなんて、
さすが ルイ・ヴィトン財団!
2016年末までは継続されることが
決まっていますが、いつまで
継続されるかは未定のようです。
ご興味のある方はお早めに。
一見の価値ありです。
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◆ FONDATION LOUIS VUITTON
住所 | 8 avenue du Mahatma Gandhi, Bois de Boulogne, 75116 Paris |
TEL | 01 40 69 96 00 |
開館時間 | 月水木 12:00-19:00、 金 12:00-23:00、 土日 11:00-20:00 |
休館日 | 火曜日 |
最寄り駅 | Les Sablons ① |
Website | http://www.fondationlouisvuitton.fr/ |