フランスのパン屋さんや

 

パティスリーショップの店頭から

 

クリスマスケーキが消える頃、

 

代わって登場するのが

 

『Galette des Rois

 

(ガレット・デ・ロア)』です。

ヨーロッパにはカトリックの

 

祝祭日にちなんだお菓子が

 

いろいろありますが、この

 

ガレット・デ・ロアも1月6日の

 

「Epiphany(公現祭)」に、

 

食べるお菓子です。

しかし、我が家ではこの

 

1月6日という日をあまり

 

意識していません。

主人がガレット・デ・ロアを

 

見ると買わずにはいられない

 

ようで、年が明ける前に、

 

買ってきてしまうのです。

宗教的な意味合いよりも

 

食べたい欲求を尊重して、

 

我が家は毎年、フライング

 

しております。

「ガレット・デ・ロアが大好き

 

というわけでもないのですが、

1月は街をそぞろ歩けば、

 

至るところで、ガレット・デ・ロアが

目に入りますので、結局は

 

飽きるまで食べることになります。

今年も散々、食べた

 

レット・デ・ロア。

主人と「これが今年最後の

 

ガレット・デ・ロアだね。」

 

なんて話していた数日後、

 

とあるメトロの駅を出ると

 

駅前に、なにやら

 

人だかりができていました。

音楽の生演奏に、ドリンク類を

 

売るテントもあったりして、

 

お祭り感が漂います。

奥に進むと

巨大ガレットデロア

直径2m以上はあろうかと思われる

 

巨大なガレット・デ・ロアが

それに合わせて王冠も

 

ビックサイズ!

もっと近寄って、写真を

 

撮りたかったのですが、

 

四方に柵があり、これが精一杯。

どうやらここにいる皆さん、

 

この巨大ガレット・デ・ロアが

 

振舞われるのを

 

待っている様子です。

巨大ガレットデロア1

ほどなくして、巨大ガレット・

 

デ・ロアを作ったと思われる

 

職人さんがやって来て、

 

ガレット・デ・ロアを

 

切り分け始めました。

人々は規律良く並んでいる

 

わけでもなく、柵の周りに、

 

集まっているだけです。

この巨大ガレット・デ・ロアを

 

どうやって、これだけの大勢の人に、

 

分け与えるのかしら  と興味深く、

 

その様子をうかがっていると、

 

なんとも 要領が悪いです。

切り分けたガレット・デ・ロアを

 

職人さんが直径20cmほどの

 

紙皿に数個盛って、柵の所まで

 

行き、人々がそれを手づかみで

 

食べるというシステムです。

食べた人から去るのならば、

 

それでもいいのですが、

 

ひとつひとつが小さいので、

 

すぐに食べ終え、ずっと

 

そこに居続けるという。

 

最前列の人は何度でも

 

おかわりできますが、

 

後方の人はいつまでたっても

 

食べられません。

また、ゴミが出ないのは

 

良いですが、手づかみって、

 

どうなの?

だから、フランスは「ガストロ」が

 

流行るんだよ~などと思いつつも

 

せっかくなので、私たちもひとつ、

 

いただくことにしました。

たまたま、良い場所にいたようで、

 

ほとんど待つことなく、手にできました。

正直なところ、お味の方は

 

期待していなかったのですが、

予想外に美味しくて、主人と

 

顔を見合わせて、驚いて

 

しまいました。

それにしてもあんな巨大な

 

ガレット・デ・ロア、一体、

 

どうやって作るのでしょう。

「丸ごと?」、

 

「いやいや、多分、8ピースくらいに、

 

分けて、作ってるんだよ。」

などと主人と話しながら、

 

会場を後にしました。

 

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