タイトルを見て、「なにか大変なことが起きたのでは?」
と心配してくださった皆さま、すみません。
主人も私もいたって元気です。
鼻のかみすぎで、鼻の下が擦れて、
出血した以外は問題ありません。
いや、でもね、のんびり過ごしていた週末に、
ちょっとしたハプニングが起きたのです。
土曜日の午後7時頃、「さ~て、そろそろ、
夕食の支度でも始めましょうかね。」と
手を洗うため、水道栓をひねったところ、
「えっ!マジ」
水が出ませーん!
ならば、お湯をと、隣りの水道栓をひねるも
お湯も出ませーん!
え~、なんで~?20分前には問題なかったのに、困るよ~。
過去に断水されたことはありますが、その時は
数日前からアパルトマンのエレベーターに張り紙で
「〇月〇日、△時~△時まで断水します」
とお知らせがありました。
今回はそんなお知らせもなく、しかも夕食の支度に
取りかかる時間帯に断水なんて、勘弁してよー
そこで、ふと思ったのです。
もしかして、ライフライン・テロではなかろうかと。
テロリストがパリに水を供給する貯水池に毒物を入れ、
被害の拡大を防ぐために断水されているのではと。
そうだとしたら、メディアも大騒ぎよね。
急いで、テレビをつけるも、そんな報道は一切ありません。
パリの多発テロから一年という節目の日を迎えるにあたり、
どうもネガティブな思考に傾いているようです。
うちのアパルマンだけか~。
主人が張り紙の確認に行っても断水の
お知らせは見当たらず、どうやら、
突発的なアクシデントが発生したようです。
日本なら、すぐに業者さんがやって来て、復旧作業に
当たるところですが、フランスでは過剰な期待は禁物です。
復旧も週明けになって、翌日曜日も水が使えないかも
しれないという嫌な予感に支配されます。
水が使えないというのは本当に困りますよ。
○ 手が洗えない。シャワーも使えない。歯磨きもできない。
○ トイレが流せない。
○ 料理もできない。(料理しなくてもいい大義名分が立つ。)
あがいたところで、なす術もなく、しばらく様子をみることにしました。
夕方におやつを食べたので、
そんなにお腹もすいていません。
でも主人は10分おきくらいに水道栓をひねってみたり、
復旧まで長引くかもしれないことを予想して、冷蔵庫を
チェックしたり、なんだかソワソワと落ち着きません。
30分経っても水は出ず、お腹がすきはじめた
主人はナッツを食べ始めました。
さらに30分が経過し、水道栓をひねってみたところ、
ようやく水が出ました。
食事の後片付けまで滞りなく終わり、ほっと一息。
どうなるかと思いましたが、復旧して、やれやれです。
ところが、そうは問屋が卸さない。
その後、再び、断水となり、就寝時も
水が使えないままでした。
翌朝も断水継続で、断水が解除されたのは
日曜日の午後でした。
しかし、水道が使えるようになったものの、
完全復旧とは言えず、月曜日の夜の時点で、
シャワーの水圧に支障が出ています。
いつも当たり前のように使っている水道水ですが、
ないと本当に不便です。
資源を大切に、感謝して、使わないといけませんね。
震災で避難所生活している方々はこんな程度ではなく、
もっともっと苦痛を強いられ、また、世界には
生きるために欠かせない安全な水さえ手に入らず、
病気になって、命を落とす子供たちもいるというのに、
いかに普段の自分に、感謝の気持ちが
足りないかと反省させられる週末でした。
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