前回、ご紹介した Jardim Tropical Monte Palace は
島の中心都市フンシャルから3kmほどの観光客に人気の
MONTE（モンテ）という村にあります。
フンシャルとの高低差が約560mある高台に位置しているので、
ほとんどの観光客はケーブルカーを使って、モンテを訪れます。
ケーブルカーの料金は片道10ユーロ、往復15ユーロですが、
往復割引があるにもかかわらず、それを利用せず、
別の方法で麓の町に戻る人が多いのです。
その別の方法とは
バスケット型の木製のソリ
｢Toboggan（トボガン）｣です。
私たちが宿泊していた ホテル のすぐそばに、このトボガンの乗り場がありまして、
朝から活気づいていました。
トボガンを操る男性たちは白シャツに白ズボン、
ストローハット（カンカン帽）という粋ないでたち。
かつては人や物資を運ぶために使用されていたトボガンですが、
今では完全に観光用アトラクションです。
まずはロープを引っ張り、助走をつけて、
滑り出したら、後ろに回り、操縦。
どれほどの傾斜角度なのか、写真ではなかなか分かりづらいですが、
これが結構な急斜面なのです。
一方通行のこちらの道路、右側はトボガン専用道路となっておりまして、
これまた写真では分かりづらいですが、ドボガンによって、
道路が研磨され、ツルッツルのテッカテカ 
に輝きを放っておりました。
ですから、電力による補助がなくても重力のみで
すす～いのすぃ～っと一気に坂を滑り降りることができるのです。
はたから見ていると、どこかにぶつかりやしないかと怖い気もいたします。
爽快に2kmの距離を滑り降り、終点に到着
お値段は一人乗り25ユーロ、二人乗り30ユーロ、三人乗りは45ユーロ。
トボガン操者は中央のメタボぎみのオジサマから
その隣りのマデイラ出身のC・ロナウド選手似の
イケメンまでよりどりみどり。（選べません。
）
坂の多いマデイラならではの、ちょっとスリルがあるアトラクションの紹介でした。
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