先日、イタリア旅行から戻って来た
友人とお茶をして、ひとしきり
イタリアの話題で盛り上がりました。
イタリアは世界遺産登録数が
51と世界で最も多く、2番が
中国で48、3番がスペインで44、
4番にフランスが41と続き、
日本は11番目で19です。
そんな見所も多いイタリアは、
ヨーロッパの中でも特に、
旅の三大要素である
観光、食事、買い物 の満足度の
高い国であると言えます。
私もイタリアは大好きな国の
ひとつですが、苦い思い出も
あります。
何年か前に母とベネチアを
訪れた時のことです。
サンマルコ広場付近には
露天の土産物屋が軒を連ね、
ベネチアンガラスのアクセサリーや
手描きの風景画などが売られ、
見ているだけでも楽しいですが、
せっかくのベネチアの思い出を
不愉快にさせる出来事がありました。
ある店で、母が手描きの風景画を
1枚、購入しました。
その後、他の店も何軒か見ましたが、
最初に購入した店の絵が気に入り、
再び戻って、追加で4枚、
購入しました。
自分で描いたと言う初老の店主も
親切で、絵がシワになったり、
折れないよう、丁寧に梱包
してくれました。
ところが帰国後、梱包を解くと、
母が最も気に入り、値段も購入した
5枚の中で最も高かった（1万円）
絵が入っていませんでした。
会話をする中で、すっかり信用
してしまい、梱包するところを
見ていなかった私たちにも
落ち度はありますが、
なんとも後味の悪い話です。
自分の描いた絵を気に入って、
購入してくれた人に対して、
そんな欺くような行為がよく
できるものだと思いますが、
しっかりと梱包すれば、観光客は
帰国するまで開封しない。
気づかれないと思ったのでしょう。
この店主、常習犯ですね。
許せない！
せっかく購入した他の絵も
飾る気が失せてしまいました。
この店に限らず、同じ商品でも
不良品とすり替えられることも
あると聞きますので、皆さまも
ショッピングの際には
くれぐれもお気をつけください。
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