先日、友人宅を訪れた際に目を疑うものを発見。
それが
平家パイですと?
源氏パイは知っているけれど、平家パイなんてあるの、知らなかったわ~。
源氏パイはフランスの焼き菓子「パルミエ」を参考に、
1965年から販売されているロングセラー商品です。
商品名には和風の名前を付けたいと考えていたところ、
発売翌年のNHK大河ドラマが「源義経」に決まったことから、
それにあやかり、「源氏パイ」に改名されたようです。
確かに子供の頃からあったと記憶していますが、
自分が生まれる前からあったとは!
ずっと名前の由来も知らずに食べていました。
そして、対する「平家パイ」ですが、元々、「レーズンパイ」として
販売していたものを2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」の
放送に合わせて、「平家パイ」と改名したようです。
「平家パイ」は知らなかったけれど、そう言えば、
「レーズンパイ」なら見たことあるかも。
パッケージには『お菓子の形を「源氏の放った
矢を受ける平らな楯」と見立てて命名。
飾りのレーズンは矢を何本も受けた跡をイメージ。』
と名前の由来が記載され、「レーズンパイ」から
「平家パイ」に改名するに当たり、会議室で
お父さんたちが頭を悩ましたことがうかがえます。
しかし、 どう考えてもこじつけ感は否めません。
そして、「源氏パイ」の発売からライバルとなる「平家パイ」の
発売まで46年もかかったことがある意味、不思議です。
三立製菓さんもNHK大河ドラマの放送を
待たなくてもよかったのでは。
「レーズンパイ」を発売する時に誰も思いつかなかったのでしょうか。
「平家パイ」にはミシン目の切れ込みが入っていて、
真ん中から割れやすくなっているそうですが、
楯 が割れやすいのはまずいのでは などと
いらぬことを考えたりしています。
さて、 左は源氏パイのもととなった本場フランスの「パルミエ」です。
パルミエもふっくら柔らかめのものから、平らで
カリッとしたものまで、お店によって、味も食感も異なります。
右はデニッシュ生地にレーズンとクリームが
練りこんである「パン・オ・レザン」。
『 フランス版・源平合戦 』と言えるのではないでしょうか。
主人と仲良く、シェアして、いただきました。
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