フランス史上最悪の多発テロから今日で一年が経ちました。
あの日の夜、私たち夫婦は自宅で、パリ近郊のスタジアム
「スタッド・ド・フランス」で行われたフランス対ドイツの
サッカー親善試合を観ていました。
放送中に大きな爆発音が聞こえたので、なにか
大事が起きたのではと懸念していたところ、
その不安は現実のものとなりました。
それぞれに楽しんでいた週末の夜に、突然、
襲った悪夢のような出来事。
3日前に、テロの標的のひとつで、89名の方が亡くなられた
コンサート会場「ル・バタクラン」の前を通りました。
事件の後、キャンドルと花束であふれていた建物の前も
今はひっそり。
身勝手なテロリストによって犠牲になった方々の
無念は計り知れず、理不尽にも愛する方を
亡くされたご遺族や恋人、友人の悲しみは
一年経っても消えることはありません。
当事者でなくてもバタクランの前を通るだけで、
胸が苦しくなります。
事件以来、かたく扉を閉ざし、ここだけ、
時間が止まったかのよう。
そのバタクランが一年の時を経て、昨日12日に
営業を再開しました。
新たな出発となるバタクランのステージに立ったのは
出典:Twitter@OfficialSting
ノーギャラで引き受けた Sting(スティング)。
全収益が犠牲者や遺族を支援する2つの団体に寄付されます。
「スティングなら行きたいな~。」と夫婦で意見が
一致しましたが、優先的に犠牲者と遺族が招待され、
残りが一般販売となるため、早々にチケット入手は
困難と予想し、あきらめました。
案の定、販売開始、数分で売り切れたようです。
この一年の間にも世界各地でテロが起こり、
罪のない尊い命が失われていますが、争いのない
平和に暮らせる世の中を願わずにはいられません。
皆さまの応援が更新の励みになります。
一日一回、それぞれに応援クリック、よろしくお願いいたします。
初めての方は こちら も読んでくださいね。
読者登録していただくと更新通知が届きます。