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Paris Rikiki パリ・リキキ

Rikiki (Riquiqui)とは「可笑しいくらい小さなもの」。プティ・デジュネに始まり日常に「プティ(ちっちゃい)」を散りばめるフランスの人達の日常のエピソード

続き、3ページ目。

お洗濯中は、中のものは取り出せないので、マシンに随時表示される「残り時間」をチェックして、その間はお家に帰ってもお散歩やお買い物に出かけても、ほぼまず問題はありません。

なにかとドロボーが多いと思われているフランス、そしてパリ。
確かに、スリや引ったくり、留守宅進入、強盗(宝石店とかね)、色々ありますが、洗濯機で洗濯中の衣類を、機械を止めてまで引っ張りだして盗もうなんて人は、まず滅多に居ません。
そもそも、洗濯中のマシンを止めるのは至難の業。

しかし、洗濯、脱水まですっかり完了すると、マシンのフタが自動的に開きます。
この時には、是非ともちゃんとその場に居るようにしましょう。

滅多に居ない泥棒対策ではなくて、むしろ次に使いたい人に場所を譲ってあげるため。
「他人のことなんざ知るかいな」?
そういう身勝手で自己中心的な人は、次のような≪制裁≫に遭うかも。
「他に空いているマシンがないので、中身を勝手に出してその人(待っている人ね)の洗濯を始めちゃう」

いきなりそうはせず、躊躇して他の人に意見を求めると、「出しちゃいなよ、終わってるんだし」「そうだよ、放っておくのが悪いんだ、マシンの数少ないんだし!」と周囲のバックアップを得てから遠慮がちに実行に移す人を見かけること、ままあります(@モンマルトル)。

何も盗まれなくても、これはちょっと嫌ですよね。
ですから、マナーの一貫、利用者のルールとして、洗濯終了数分前か、せめて数分10分未満のうちにはマシンの前で待機しましょう。

洗い終えたら使える籠を置いてくれているコインランドリーもあります。
それを使いたいかどうかは個人差があるかな。

洗濯機から取り出した洗い物は、この時点で必要であれば、
・持ち帰って家に干すもの
・乾燥機に入れるもの
に分けます。

乾燥所要時間は、例えばシーツ、お布団カバー各1、ジーンズ1~3本、バスタオルせいぜい4枚上限位とTシャツやシャツなど薄地や小ぶりの衣類普通の人の1週間分位 を目安とすると、高温設定で20~30分。


乾燥機は、次のようなもの。
大きなタンブラーと扉、その上又は下に、簡単な操作盤付で、これは何故か英語表示が多くて、笑っちゃうほど英語に弱いフランス人のために、仏語訳が添えられていたりします。

「Start」位分かるかと思いきや、「あのう、どこを押せば乾燥始められるんでしょう?」とおずおずと尋ねられたこと、ここ3年に限っても2度ありました。
「STARTって書いてあるボタンを押すのよ」
「へぇ~ありがと。じゃこのHIGHって何? LOWって?」
「Highが高温、コットンや麻布用ね、lowは低温、デリケートなもの用よ」
「ふぅ~ん」
やれやれ・・・



上のように、実は高温、低温だけでなく中温、そしてとりわけデリケートなもの用と、4つのボタンがあります。
細かいことを気にしだすとキリがないけれど、私は乾燥機にかけてもいいやというジーンズ(そうでないのは家で干す)、シーツ類、タオル類、シャツなど全て高温でやっています。
中温・低温は、余程少ない量でないとなかなか乾きません。

沢山詰めなければ、あまりシワはなりませんが、投入する前にパンパンッと広げて叩いてできる限り脱水シワを解いておくのは大前提。
更にシワを避けたいYシャツは、数枚まとめて別な乾燥機でゆったり踊るようにして乾燥させると、アイロンかけがとても楽になります。
半渇きで取り出して、残りはアイロンで仕上げる手もアリ。

洗濯物を投入したらフタをし(こちらは途中であけられないこともない)、温度設定を選んだら、先ほどの支払機に出向いて、マシン番号を入力し、お金を払います。


支払いは10分単位。
ここで10分購入し、スタートせずもう10分追加のためにまたマシン番号を入力してお金を払うこともできます。同じことを繰り返せば、最初から20分、30分、40分と長い設定もできます。



次いで乾燥機に戻って、洗濯機同様スタートボタンを押せばOK。

乾いたら、畳んで仕舞うつもりのものは、出きればその場で畳んだ方が、余計なシワになりませんよ。
空いていたら、他に空いている乾燥機があれば、1つずつ取り出して畳んで、持ち帰る袋に詰めて行きます。
空いたら使いたい人が待機している場合には、用意されている籠か、時分の袋に詰めて乾燥機を後の人に譲ってからゆっくり畳むか、持ち帰って畳むかしましょう。



前回の続き、もっと細かい説明に入ります。


コインランドリーへ出かける前に、お洗濯物は分けておきます。
自宅で洗濯するのと同じ。 色物、白系、色落ちの有無、生地の耐熱性、そもそも洗濯機で洗って良いかどうか、等を確認し、ひとまとめにして良いものかどうかを判定・分別します。
これは一応一般常識として知っているべきなので、これ以上は掘り下げません。
乾燥機にかけて良いもの、良くないもの、の分別は、洗濯が終わってから分ければ良いので、必ずしも別々に洗わなくても良いと思います。

ちなみに、色落ちした色素を吸い取ってくれるシートもスーパーマーケットの洗剤コーナーに見つかります。
どの程度効果があるのかは、使ったことがないので分からないけれど。

コインランドリーに到着したら、まず最初のマナー:先に来ている人が居たら挨拶をする。

日があるうちは「ボンジュール Bonjour(おはよう/こんにちは)」
夕刻から夜なら「ボンソワール Bonsoir(こんばんは)」
のご挨拶を。
知らない人でも、店の人でも(コインランドリーに常勤しているところは滅多にありませんが)、区別無くご挨拶は常識。
スーパーマーケットのレジの人にも、こんにちは、ありがとう、の二言は常識なフランスでのことですから。

コインランドリーで挨拶をしない人もたまに居ますが、限られたスペースに二人ないし数人顔を付き合わせるのですから、何かにつけて挨拶をするこの国のマナーに乗っ取って、プラスアルファ、次のような効果もあります。
その1)変な人じゃないのよ、というアピール、
その2)いざ使う段になって何か分からなくて尋ねたい時に、より好意的に教えてくれるでしょう。

コインランドリーは、だいたいパリ中どこにでもあります。
例えば短期賃貸のアパートを借りたが洗濯機がついていない、という場合でも、パニックするには及びません。近所の徒歩圏内に必ず1つ2つ、或は3つ4つ見つかります。

大小色々、置いてある機械のメーカーの違いはあっても、使い方はだいたい似通っています。
マシンはおよそ次:ずらっと並ぶ洗濯機大小(大はやや数少なめ)、乾燥機、自販機。
洗濯から乾燥まで一気にやってくれるマシンは見たことがありません。



往々にして、一番設置マシン数が多いのが洗濯機。
乾燥機数はずっと少なめ。

洗濯機の利用価格は、場所によって少々違いはあれど、大体今2015年時点で3.60~4.20ユーロ幅、乾燥機は殆ど10分1ユーロ。
自宅で洗濯をして、乾燥機だけを使いに来る人もいます。

一応補足しますと、とても稀ですが、「ドライクリーニング用洗濯機」を置いているところもあります(数年前に16区のVictor Hugo界隈で見かけたことがある)。

下の写真が、スタンダードサイズの洗濯機。
だいたい、お洗濯物6キロ前後上限に対応できるマシンです。
上限は、各コインランドリー内部か外の壁(大抵ガラス張り)にキロと値段が表示されていますので、それを洗濯物量上限の目安にします。



モンマルトルのとある小さな坂道にあるこの店では、次のような価格とキロ対応。
大小2つの洗濯機「Lave-linge(ラヴ・ランジュ)」があるのが分かるかと思います。
大:18キロ上限 1回9ユーロ
小:6.5キロ上限 1回3.80ユーロ

1~2名なら余程溜めなければ普通サイズで大丈夫でしょう。
大型は、掛け布団や枕(どちらも洗濯機OKか要確認。ダメならプロに任せるべし)を洗うのに便利。
半年か、せめて1年に一度は洗った方が良いですよ、掛け布団や枕も。
日本みたいに外に洗濯物もお布団も干せないのでね。


持ち込んだ洗濯物量に応じて、大小どちらかの洗濯機を選びます。
カルキ分高いフランスの水を使用するので、洗剤にほどほど中和成分が入っているとしても、何かとマシントラブルに見舞われがちで、しばしば「故障中 En panne」という札がついたマシンに出くわすことがあるので、勿論それは避けましょう。

1人暮らしの2週間ないしもっと長く見積もって3週間程度の量でも、一番小さいスタンダードサイズの洗濯機で大丈夫かと思います。
詰め込みすぎると脱水が甘く、乾燥機利用に無用なお金がかかるので、詰め込みすぎには要注意。
あまり押し込むと、機械が途中で止まっちゃうこともあるらしいです。 要注意。

洗濯物を詰めたら、念のため、すぐにはフタを閉めないことをお勧めします。
途中で気が変わって、「これは手洗いしようかな」とか「多すぎるからこれは引こう」なんて取り出したい時に、開封ボタンを押してもフタが開かなかったりすることがたまにあるので。
そういうのでも、洗濯終了の開封は機能するので(結構利用している我が経験上ではね)、閉めちゃってもさほど問題はないけれど、一応。

次いで洗剤、使いたければ柔軟剤、各々仕込みます。


上の写真のように、「引き出し型」の他、「上部のフタを開いて設置するタイプ」の2タイプが主流。
開くと仕切りがあり、ほぼ皆こんな風に3つのコンパートメントで構成されています。
マシン自体か店内の壁に、その3つの違いを説明するシールか張り紙がついている筈ですが、まあほぼ皆一緒なので、写真に文字を添えておきました。

左  下洗い用洗剤:汚れがひどい場合、本洗い用よりやや少なめに。
中央 本洗い用洗剤:ここだけは必須(濯ぎに来たのでなければね)。
右  液状の柔軟剤:だいたい一番挿入口が小さいのですぐ分かる筈。


次いで重要なのは、水温調整。
だいたい丸いノズルが、或は1つのボタンを何度も押すと順々に異なる温度洗濯が出てくる形。
厳密に覚えていませんが、選択肢は次のような感じだったかと思います。
高温:白もの(Blanc) 90度
中温上:色物で汚れ気味のもの(Couleur) 60度
中温下:色物、普通洗い(Couleur) 40度
低音:デリケートなもの(laine) 30度

カラーと共に「化繊 Synthétique」の表示があったかな・・・

以上で洗濯機の準備はほぼ完了。
でも、このままでは動きません。 お金を払います。


店内に上のような自販機が1つないし2つ、場所によっては3~4つあります。

これらの用途は、
・支払い機(選んだ洗濯機、乾燥機、洗剤・柔軟剤の支払い)
・洗剤機(お金は支払機で済ませる。柔軟剤も同じマシンの場合あり)
・柔軟剤販売機(洗剤と別な場合お金は支払機で済ませる)
・両替機(お札をコインに変える。近頃減ったようですが)

下が、支払機の1つです。


小銭を用意するのが一番望ましいです。
使えるコインは、小さなものは茶色でなく黄金色のもの以上、つまり次:
0.10、0.20、0.50、1.00、2.00 の5タイプのコインです。

お札については、5、10、20ユーロがベースですが、痛みやすい5ユーロ札はダメ、というところもあるようなので、10、20ユーロがベース、と言うべきかもしれません。
お釣りがないとお札がそのまま吐き出され、にっちもさっちも行かなくなるので、やはりコインを溜めて出かけるのが望ましい。

こういう庶民的な場所で、もっと大きなお札を使おうなんて考えない方が良いです。
ほぼ全ての店でダメなのは、50、100、200、500ユーロ札。
OKですなんて店、見たことがありません。


お洗濯者を詰め、洗剤もセットしたので、動かすためにいざお金を払います。
まず、時分が使おうとしている洗濯機の番号を入力。
14番のマシンということにしましょう。

14と文字盤で入力すると、自動的に価格が表示されるので、小銭を次々、或は使えるお札(支払機に書いてある)を入れます。
必要な額に届くと、もしも入れてしまった余分、或はお釣りは下の受け口に落ちてきます。

必要額を入れたら、洗濯機側にその情報が伝わりますので、14番のマシンに戻って、フタをカチッと閉じて(押すだけで閉じる。カチッと音がするのを確認できたらそれが一番)、スタートボタンを押します。

このボタンの写真を撮り忘れましたが、分かりやすいボタンなので大丈夫でしょう。
「START」と英語で、或は
「DEMARRER(デマレ:スタートする、の意味)」「DEMMARAGE(デマラージュ:始動の意味)」と仏語で書いてあります。

ここまで出きれば、乾燥機の利用もさほど難しくありません。
洗剤を持ち込まず、ここで購入する必要がある場合には、勿論マシンをスタートする前に購入し、セットします。

洗剤購入も殆どの場合マシンの支払いと一緒で、支払機に洗剤、柔軟剤いずれかの番号を入力し、料金を払えば、洗剤ストックボックス(そばにある)からポトンと落ちてきます。

ちなみに、この店には次のような張り紙案内がありました。

6,7キロ用マシンの使い方。
・スタートするにはプログラム(温度調整とかね)を選び、次のボタンを押す。
・終了後扉(フタ)を開くには、次のボタンを1秒間押す。
ですって。
扉は大抵、完全に終了すると自動的に開きますが、たまにかみ合わせ部分の不具合で自動的に開かない場合があるようなので、一応開くボタンもありなんですね。

次に続きます。

コインランドリーの使い方、これが分からずちょっと恐れおののく新米パリ人(留学生や単・中期旅行者なども)は結構多いのではないかと思います。
必要に迫られ飛び込んでみると、何も難しくもややこしくもないことは分かるかと思いますが、どうもそれができず、1年間全て自宅で手洗いしてしのいだ、という凄い人が居たと聞いたことがあったので、こちらに極力細かく書いておきます。



手洗いも良いけれど、大判のシーツや厚い生地のジーンズなんて、絞るだけで一苦労。
そして、お部屋に干したら室内に湿気が充満してしまいかねません。
特にパリ(及び多くのフランスの地方も)は、夏はカラッとしていますが、冬は湿度が高く、対策をしないと関東の梅雨時のようにお部屋にカビが発生、なんてことにもなりかねないので、部屋の洗濯物干しには、案外注意が必要です。


家に洗濯機があっても、シーツ類などの大きなお洗濯物は、自宅でお洗濯してコインランドリーのパワフルな乾燥機を利用するのもまた便利なものです。
アメリカと違ってフランスの場合、そしてスペースが限られがちなパリの場合はなおのこと、良くて洗濯乾燥機のコンボで、洗濯機と乾燥機各々1台ずつ持っている人なんて、とても少ない。
そして、そんな洗濯乾燥機の乾燥機能は、ショーツ数枚にソックスいくつかというようなちょっとだけ量ならともかく、大判のものや厚みのあるジーンズ等は、家庭用洗濯機のタンブラーのサイズから見てもある程度想像できるように、乾くまでに恐ろしく時間を要しかねません。


留学でなくても、近年すっかり浸透した短期レンタルのアパートを旅行で利用する人などにも役立てば幸い。
コインランドリーは仏語で「Laverie ラヴリー」。
その他のボキャブラリーは、まとめて最後にまとめます。

長期でも短期でも、賃貸したアパートの周辺の Laverie ラヴリーの所在地は、グーグルマップで検索すると出てくる場合もありますが、実はパリ市内色んな地区に沢山あるものの、あまり大々的に宣伝される類のサービスではないので、所在地は借りたアパートのオーナーさんに訪ねるか、ご近所さんに尋ねるか、或は自分で近所を練り歩いて見つけるか、ですね。

さて、使い方。
次回もっと細かく追ってゆきますが、ざっとした流れは次のようになります。
1)選んだ洗濯機に洗濯物を入れる
  洗剤を持ち込まないなら自販機で購入する
2)水温調整をする
3)洗剤、使いたければ柔軟剤を仕込み、洗濯機のフタを閉める
4)自販機に行き、お金を払う
5)洗濯機のスタートボタンを押す
  ここから残り時間が表示されるので、その間は放っておいて大丈夫。およそ1時間前後。
6)下洗い、本洗い、脱水 まで完了するとマシンのフタがちょっと空きます。
以上。

乾燥機の使用は、
1)選んだ乾燥機に洗濯物を入れる
  ここで、物干し竿に干す時のように、団子になったり折りたたまれたりした部分をきちんと延ばしてから、乾燥機内に広げるようにふわっと入れるのがコツ。
2)自販機でお金を払う
3)スタートボタンを押す

洗濯洗剤は、粉末、固形、液状、いずれも使えますが、コインランドリーの洗濯機の場合には、粉末か液状のどちらかの方が望ましいようです。

では次回、その他ちょっとした注意点を含めて、細かく流れを記載します。