前回の続き、もっと細かい説明に入ります。
コインランドリーへ出かける前に、お洗濯物は分けておきます。
自宅で洗濯するのと同じ。 色物、白系、色落ちの有無、生地の耐熱性、そもそも洗濯機で洗って良いかどうか、等を確認し、ひとまとめにして良いものかどうかを判定・分別します。
これは一応一般常識として知っているべきなので、これ以上は掘り下げません。
乾燥機にかけて良いもの、良くないもの、の分別は、洗濯が終わってから分ければ良いので、必ずしも別々に洗わなくても良いと思います。
ちなみに、色落ちした色素を吸い取ってくれるシートもスーパーマーケットの洗剤コーナーに見つかります。
どの程度効果があるのかは、使ったことがないので分からないけれど。
コインランドリーに到着したら、まず最初のマナー:先に来ている人が居たら挨拶をする。
日があるうちは「ボンジュール Bonjour(おはよう/こんにちは)」
夕刻から夜なら「ボンソワール Bonsoir(こんばんは)」
のご挨拶を。
知らない人でも、店の人でも(コインランドリーに常勤しているところは滅多にありませんが)、区別無くご挨拶は常識。
スーパーマーケットのレジの人にも、こんにちは、ありがとう、の二言は常識なフランスでのことですから。
コインランドリーで挨拶をしない人もたまに居ますが、限られたスペースに二人ないし数人顔を付き合わせるのですから、何かにつけて挨拶をするこの国のマナーに乗っ取って、プラスアルファ、次のような効果もあります。
その1)変な人じゃないのよ、というアピール、
その2)いざ使う段になって何か分からなくて尋ねたい時に、より好意的に教えてくれるでしょう。
コインランドリーは、だいたいパリ中どこにでもあります。
例えば短期賃貸のアパートを借りたが洗濯機がついていない、という場合でも、パニックするには及びません。近所の徒歩圏内に必ず1つ2つ、或は3つ4つ見つかります。
大小色々、置いてある機械のメーカーの違いはあっても、使い方はだいたい似通っています。
マシンはおよそ次:ずらっと並ぶ洗濯機大小(大はやや数少なめ)、乾燥機、自販機。
洗濯から乾燥まで一気にやってくれるマシンは見たことがありません。
往々にして、一番設置マシン数が多いのが洗濯機。
乾燥機数はずっと少なめ。
洗濯機の利用価格は、場所によって少々違いはあれど、大体今2015年時点で3.60~4.20ユーロ幅、乾燥機は殆ど10分1ユーロ。
自宅で洗濯をして、乾燥機だけを使いに来る人もいます。
一応補足しますと、とても稀ですが、「ドライクリーニング用洗濯機」を置いているところもあります(数年前に16区のVictor Hugo界隈で見かけたことがある)。
下の写真が、スタンダードサイズの洗濯機。
だいたい、お洗濯物6キロ前後上限に対応できるマシンです。
上限は、各コインランドリー内部か外の壁(大抵ガラス張り)にキロと値段が表示されていますので、それを洗濯物量上限の目安にします。
モンマルトルのとある小さな坂道にあるこの店では、次のような価格とキロ対応。
大小2つの洗濯機「Lave-linge(ラヴ・ランジュ)」があるのが分かるかと思います。
大:18キロ上限 1回9ユーロ
小:6.5キロ上限 1回3.80ユーロ
1~2名なら余程溜めなければ普通サイズで大丈夫でしょう。
大型は、掛け布団や枕(どちらも洗濯機OKか要確認。ダメならプロに任せるべし)を洗うのに便利。
半年か、せめて1年に一度は洗った方が良いですよ、掛け布団や枕も。
日本みたいに外に洗濯物もお布団も干せないのでね。
持ち込んだ洗濯物量に応じて、大小どちらかの洗濯機を選びます。
カルキ分高いフランスの水を使用するので、洗剤にほどほど中和成分が入っているとしても、何かとマシントラブルに見舞われがちで、しばしば「故障中 En panne」という札がついたマシンに出くわすことがあるので、勿論それは避けましょう。
1人暮らしの2週間ないしもっと長く見積もって3週間程度の量でも、一番小さいスタンダードサイズの洗濯機で大丈夫かと思います。
詰め込みすぎると脱水が甘く、乾燥機利用に無用なお金がかかるので、詰め込みすぎには要注意。
あまり押し込むと、機械が途中で止まっちゃうこともあるらしいです。 要注意。
洗濯物を詰めたら、念のため、すぐにはフタを閉めないことをお勧めします。
途中で気が変わって、「これは手洗いしようかな」とか「多すぎるからこれは引こう」なんて取り出したい時に、開封ボタンを押してもフタが開かなかったりすることがたまにあるので。
そういうのでも、洗濯終了の開封は機能するので(結構利用している我が経験上ではね)、閉めちゃってもさほど問題はないけれど、一応。
次いで洗剤、使いたければ柔軟剤、各々仕込みます。
上の写真のように、「引き出し型」の他、「上部のフタを開いて設置するタイプ」の2タイプが主流。
開くと仕切りがあり、ほぼ皆こんな風に3つのコンパートメントで構成されています。
マシン自体か店内の壁に、その3つの違いを説明するシールか張り紙がついている筈ですが、まあほぼ皆一緒なので、写真に文字を添えておきました。
左 下洗い用洗剤:汚れがひどい場合、本洗い用よりやや少なめに。
中央 本洗い用洗剤:ここだけは必須(濯ぎに来たのでなければね)。
右 液状の柔軟剤:だいたい一番挿入口が小さいのですぐ分かる筈。
次いで重要なのは、水温調整。
だいたい丸いノズルが、或は1つのボタンを何度も押すと順々に異なる温度洗濯が出てくる形。
厳密に覚えていませんが、選択肢は次のような感じだったかと思います。
高温:白もの(Blanc) 90度
中温上:色物で汚れ気味のもの(Couleur) 60度
中温下:色物、普通洗い(Couleur) 40度
低音:デリケートなもの(laine) 30度
カラーと共に「化繊 Synthétique」の表示があったかな・・・
以上で洗濯機の準備はほぼ完了。
でも、このままでは動きません。 お金を払います。
店内に上のような自販機が1つないし2つ、場所によっては3~4つあります。
これらの用途は、
・支払い機(選んだ洗濯機、乾燥機、洗剤・柔軟剤の支払い)
・洗剤機(お金は支払機で済ませる。柔軟剤も同じマシンの場合あり)
・柔軟剤販売機(洗剤と別な場合お金は支払機で済ませる)
・両替機(お札をコインに変える。近頃減ったようですが)
下が、支払機の1つです。
小銭を用意するのが一番望ましいです。
使えるコインは、小さなものは茶色でなく黄金色のもの以上、つまり次:
0.10、0.20、0.50、1.00、2.00 の5タイプのコインです。
お札については、5、10、20ユーロがベースですが、痛みやすい5ユーロ札はダメ、というところもあるようなので、10、20ユーロがベース、と言うべきかもしれません。
お釣りがないとお札がそのまま吐き出され、にっちもさっちも行かなくなるので、やはりコインを溜めて出かけるのが望ましい。
こういう庶民的な場所で、もっと大きなお札を使おうなんて考えない方が良いです。
ほぼ全ての店でダメなのは、50、100、200、500ユーロ札。
OKですなんて店、見たことがありません。
お洗濯者を詰め、洗剤もセットしたので、動かすためにいざお金を払います。
まず、時分が使おうとしている洗濯機の番号を入力。
14番のマシンということにしましょう。
14と文字盤で入力すると、自動的に価格が表示されるので、小銭を次々、或は使えるお札(支払機に書いてある)を入れます。
必要な額に届くと、もしも入れてしまった余分、或はお釣りは下の受け口に落ちてきます。
必要額を入れたら、洗濯機側にその情報が伝わりますので、14番のマシンに戻って、フタをカチッと閉じて(押すだけで閉じる。カチッと音がするのを確認できたらそれが一番)、スタートボタンを押します。
このボタンの写真を撮り忘れましたが、分かりやすいボタンなので大丈夫でしょう。
「START」と英語で、或は
「DEMARRER(デマレ:スタートする、の意味)」「DEMMARAGE(デマラージュ:始動の意味)」と仏語で書いてあります。
ここまで出きれば、乾燥機の利用もさほど難しくありません。
洗剤を持ち込まず、ここで購入する必要がある場合には、勿論マシンをスタートする前に購入し、セットします。
洗剤購入も殆どの場合マシンの支払いと一緒で、支払機に洗剤、柔軟剤いずれかの番号を入力し、料金を払えば、洗剤ストックボックス(そばにある)からポトンと落ちてきます。
ちなみに、この店には次のような張り紙案内がありました。
6,7キロ用マシンの使い方。
・スタートするにはプログラム(温度調整とかね)を選び、次のボタンを押す。
・終了後扉(フタ)を開くには、次のボタンを1秒間押す。
ですって。
扉は大抵、完全に終了すると自動的に開きますが、たまにかみ合わせ部分の不具合で自動的に開かない場合があるようなので、一応開くボタンもありなんですね。
次に続きます。