5月 4日に日帰りの予定で、家族総出で両親のところに帰省しました。
父の皮膚の色は銀色からだんだんと黒色に変化しているようでした。
晩ご飯のあと、すぐにベッドに横になった父がむせはじめ、食べたものを嘔吐し始めました。
母は悔やみながら汚れを拭きとってあげていましたが、わたしは父が意識を失いかけていることに気づき、娘は娘で救急車を呼んでくれました。
救急隊員の到着まで約15分ほどだったでしょうか・・・。
わたしは父に馬乗りになり心臓マッサージを施しましたが、どう見てももう手遅れのように思いました。
マッサージのせいで肋骨も何本が折ってしまいました。
心臓マッサージをする前に、目頭に溜まった涙と吐瀉物で汚れた口元を拭き取ってあげたその一瞬の時、父はわたしと目を合わせました。
わたしの中ではそれが自分の意識で父が行った最後の仕草だったと思います。
救急車の中で見た光景はあまりにもショッキングでしたのでここでは控えます。
病院に到着して一時間半ほどだったでしょうか、機械で動かされていた心臓は少しずつ心拍数を下げながら、やがてフラットラインになりました。
5月 4日 22時14分のことでした。
心情などについてはまた後日に綴ります。
ではまた、ごきげんよう。