実は30年とすこし前に、しばらくの期間おつきあい・・・といえるのかどうか・・・のあったかたのことが今でも忘れられません。
ちょうど証券会社に勤めている頃でしたか・・・相手の男性はわたしより五つ年上で、わたしの先輩にあたる4年目の女性と婚約中でした。
ふと思い返したのですが、入社前に全社あげ、当時の東京ディズニーランドを二日間貸し切った会社行事に参加したのです。
その時に座席と座席の隙間からいくつかの後方席が見えました。
その時にある男性の視線を感じたのです。
それ以降、その視線はわたしのなかからはすっかり消え、二日間のイベントを思う存分楽しんで大阪に戻りました。
入社までは北浜にある支社で資格をとるための研修の日々でした。
試験には無事合格し、それぞれの支店に配属となり営業活動も始まりました。
もちろん、新幹線での視線のことなど微塵も残ってはいませんでした。
株式売買やノルマも課せられ営業活動も本格的になり、2年目の夏の終わりだったと思います。
当時は土曜日も午前中は出勤していたと思います。
その土曜日、仲のよかった同期女性が、「男性営業社員が人数を合わせてドライブに行こうって言ってる」とやたら誘ってくるのです。
ひとり暮らしのわたしには付き合っている人もおらず、特に予定もなく、知らない人たちというわけではなかったのでドライブに行くことにしました。
男性のメンバーは、花の営業三課のイケメン2人でした。
ひとりはサーファーでとても人気のある男性(わたしと特に仲のよかった同僚はサーファーの男性社員のことが好きで好きで仕方なかったようです)、もうひとりは背が高くて、俳優の若い頃の高岡健二さんをかっこよくした感じでしたが地味でした。
ヘアスタイルはびっくりするほどまったく同じです!
顔はもう少し引きしまった感じです。
Yahooで検索した画像を転載しました。
話を戻して・・・
なぜか女性3人、男性3人のドライブになりました。
るり渓や嵯峨野、化野念仏寺付近に怖いトンネル・・・その日はそれで確か解散したと思います。
でもまた次の土曜日、仲のいい同僚と三課の男性2人の4人で出かけることになり、お開きになった夕方、わたしは地味な人の車で送ってもらうことになったのです。
帰りの道中には助手席側からとてもきれいな夜景を望むことができるのをわたしは知っていました。
ちょうどそこを通りかかった時に「この夜景をプレゼントする・・・」という陳腐なセリフを言ってもらえたことがとても嬉しかったのでした。
結局、その日は送ってもらっただけで終わりました。
あとから思うと仕組まれたお出かけだったのですね。
つづく
ではまた、ごきげんよう♡