ひとりで大騒ぎしたアシナガバチも収束したのか、ベランダで飛ぶ姿は見なくなりました。
でも、すぐそばの植え込みで飛ぶ姿を見たのでまだ油断はできません。
ところで、、、、もうひとつのテーマの沼狸です。
先週末だったか台風7号が過ぎたあとのことでした。
いつもの散歩コースを犬と歩いていた時のことです。
田んぼの畦に焦げ茶色の物体を発見しました。
近眼なのでおおかた鴨が毛づくろいをしているのだろうと思い、通り過ぎる時にチラッと見る程度で目をやると・・・
鴨のような艶のある毛でもなく、クチバシもありませんでした。
イタチだと思いましたが、耳の形や顔の特徴がイタチではありませんでした。
その生きものはびしょびしょになった全身を毛づくろいするというより身体の痒みを後ろ足で掻いていたのです。
その特徴ある足の形や爪、口元のオレンジ色、体型のもっこり感、色、大きさ、つぶらな瞳、体長ほか・・・ヌートリアだったのです!
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ヌートリアは、学名:Myocastor coypus、分類:齧歯目ヌートリア科またはアメリカトゲネズミ科ヌートリアに属し、小型哺乳類なります。
別名が沼狸(ぬまたぬき・しょうり)なのです。
日本では特定外来生物に分類される個体です。
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わたしには推しのラッコがおりまして、ラッコ愛がとまらない状態で、その生きものを見てしまったので、「とうとうイタチかなにかをラッコの幻を見るようになったのか・・・」と思いました。
でも、イタチは水場を好まないだろうし、人を見ると姿を隠すに違いないので、目をこすってもう一度近くから見て、さらに目をこすり落ち着いてよく見ると、茶色いネズミを巨大にした姿はどう考えてもヌートリアでした。
ヌートリアは水田や河川に出没すると報告されていることとも一致します。
全国の各地に分布しているわけではありませんが、わたしの目撃した生きものがヌートリアで間違いないならば、環境さえ適合すれば各地に分布していることも考えられます。
そういうわけで、わたしと犬を間近にしても逃げも隠れませずゆったり構えたポーズは崩しませんでした。
「人に見つかったら通報されるからね、痒みがとれたら田んぼの中におかえり、わかった?」と声をかけてそっと立ち去ることにしました。
犬は首を何度も傾げて不思議そうに見つめていましたが、興味をそそられることなく草を食べることに必死でした。笑
この時の散歩は、スマートフォンを持たずに家を出たので写真に収めることはできませんでしたが、奇跡の出会いのようで、でもありふれていて、貴重なひと時になりました。
“ヌートリア” よりも “沼狸” のほうがしっくりくるのでわたしは沼狸(ぬまたぬき)1号と名づけました。
またいつか会おう、沼狸1号!
ではまた、ごきげんよう♡