異動前の最後の教授会を先日やっと終えました。

あと月末までに残されていた、わたしが毛嫌いするオンライン会議ひとつと委員会ひとつ、学位記授与式でした。
オンライン会議は案の定、明確な回答ができず出席の教授や事務方は「????」で無事終えることができました。笑

大学院の最後の行事の学位記授与式も昨日終え、多数の医学博士を送り出しました。

今回の学位記授与式には特別な思いがありまして、前任者が学位申請から審査、授与式すべてを担当していた時はそう深く関わることはなかったのですが、昨年夏から担当がわたしになったことで、大学院入学時から医学博士の学位を授与されるまでの4年間に関わることができました。

いわゆる子どもの巣立ちを見守る親の心境というところでしょうか。







ルピナスの葉

色とりどりの花は逆さにしたヤングコーンというところでしょうか。









4月からすぐに異動先での業務が始まるわけではなく、今の部署で約2週間の引き継ぎ期間がまだ残されています。



驚くべきことにまだ異動先を教えてもらっていない状況です。

これって上層部では正当化されていることなのでしょうか。


わたしにも異動先での引き継ぎがあるはずなのに、現部署では使えるだけ使ってポイ捨てされる感が否めません。



わたしの後任者にはわたしが異動したあとでアタフタしないでいいようきちんと引き継ぎを完了したいところなのですが、毎度のごとく突発的な業務の対応で引き継ぎも予定どおりには進んでいません。


異動のことはまだ口外できないため、なにもご存じない先生がたはいつもどおりの口調で厄介ごとを投下されるのです。笑



“閑職” といわれるような業務になっても、仕事に対する心がまえはかわりません。


犬と散歩をしている時に、ひとつわかったことがあります。


仕事・・・特にサラリーマンの部類・・・はいずれ自分の手から離れてゆきます。

仕事が残してくれるものは組織への利益であり、のちの人生に心の支えになるような何かを残してくれるものではないように思います。


仕事に夢中になる己に酔いしれていた自己満足という名の燃えカスが、鼻息でハラハラ揺れているといったところでしょうね。


そんなものしか残せないなら、犬との時間や自分と向き合う時間の中にどっぷりと浸かりたいものです。


価値観はそれぞれですが「仕事だけの人生は虚しい」ということにわたしが気づけたことが大切なのです。





3月10日の花:ルピナス

花言葉の「いつもしあわせ」に寄せて・・・


本日は、ちゅうりっぷ組の修了式に行ってまいります。





ではまた、ごきげんよう。