約半年ぶりの帰省となりました。
わたしの中では目を背けたいことがあり、夫が帰省を促してくれたりして帰る機会は何度もありましたが、ずっと見て見ないふりをしている日々を送っていました。
帰省した土曜日、太陽が山の稜線から帰るまでずっと眺めていました。
太陽が生きものの命のように思える日没の瞬間でした。
いろんな植物が自己顕示することなく共生し、それでいて自然のありさまに心を魅了される庭・・・わたしが好きなイングリッシュガーデンの原型は、生まれ育った家の庭だったのです。
クリスマスローズがいちばん好きな花です。
場所を特定せず、目立たない日陰でひっそりと咲く花・・・
それでいて、とても芯があって生命の力強さを感じさせてくれる花・・・
桜にはない野性の魅力を感じます。
人は己の成長以上に「いくつになっても誰か(何か)を育てることを求めているのではないかな」と、ふと思いました。
それは自分が産んだ子供であったり、里子であったり、動物や植物であったりするのだと思います。
育てることで己も成長する・・・そういうことですね。
ではまた、ごきげんよう。