寒い季節になると、自然の色がくっきり美しく映えます。
冷たさで空気が澄んでくることも理由のひとつだと思いますが、雲に隠れがちな太陽の光を浴びた瞬間、色は “彩(いろどり)” へと姿を変えます。
その彩りは写真で撮ることでさらに美しさを極めるのです。
それは、目で見て捉えることのできなかった影の部分によって、色彩の鮮やかさがさらに際立たされるからだとわたしは思います。
なんでもかんでも照りつける夏の日差しとは違い、わたしにとっての冬の日光は、出会えることも少なく貴重な存在となります。
そしてなにより、光の構成だけでなく、人の心もセンチメンタルになっていることも大いに関係していると思います。
夏の大胆さとは違い固く閉ざしたハートが暖をとるような感じでしょうか・・・。
先日のハナミズキの赤い実に負けないくらい葉っぱも赤く染まっています。
山茶花(さざんか)の可憐な花びらに反して茎や葉っぱは見てのとおり、植木植物のように濃い色で深みを感じます。
蕾のお姫様が花開いた王妃になるまで士官や兵士が守り固めているような印象を受けます。
初夏の花として有名なクチナシの花が季節外れの時期に咲いていました。
この花は、亡くなったCOCOを思いおこす花なのです。
理由はありません、インスピレーションです。
あら、こちらはわたしの思い出を持ち去った張本人のどんぐりちゃんです。
テレビはアンパンマンしか視聴しません(笑)。
どんぐり在中時はアンパンマンのテーマソングとバイキンマンの「はっひふへほー」がずっと耳に蓄積され、翌朝の通勤時バスの中ではアンパンマンマーチが反芻される仕組みが確立化されました。
どんぐりが帰ったあとは、いつもヘトヘトになり放心状態のモクゾウです。
ではまた、ごきげんよう。