おはようございます。
片岡青霞です
書道には、さまざまな筆遣いがあります。
技法を身につけることで、多様な線活動を学んでいきます。
今回の中学生の課題には「背勢（はいせい）」の線が出てきます。
〇背勢（はいせい）とは…
縦画が互いに背くように、内側に反り合う線のこと。 キリッとしたシャープで緊張感のある印象を与えます。
〇向勢（こうせい）とは…
縦画が外に膨らむような線のこと。ふくよかで温かみのある印象を与えます。
背勢と向勢は対となります。
また、ハネひとつとっても見た目が異なるのが分かります。 
背勢の縦画から表だけで書かれたハネが右側。背勢の縦画から筆を裏に返して（あてて）ハネたものが左側です。
筆のどの面を使用してハネを書いているか。
右側は一面運動。（表のみ）
左側が二面使用しています。（表と裏）
技術的なことを一つずつ習得して、一本の筆でいろんな線が書けるようになろう。
青瑤書道教室
片岡青霞