おはようございます。
片岡青霞です
今回、栃木県書道連盟会員展に出品した私の作品は、
「開眼」です。
この言葉には、2つの読み意味があります。
(かいがん)と(かいげん)です。
〇開眼(かいがん)とは…
よく見えなかった目が見えるようになること。
または、よく見えるようにすること。
〇開眼(かいげん)とは…
仏教の真理を悟ること。 芸道に悟りを開くこと。
新たに作られた仏像などに魂を迎え入れ供養する儀式のことなど。
本来は、(かいげん)を読み誤ったものが(かいがん)とされていますが、両方の意味として物事のコツをつかむという意が含まれています。
一般的には、開眼(かいげん)として用いられることが多いかと思いますが、この作品は開眼(かいがん)のほうで作品書きをしました。
世の中には、同じモノ・事・人を見ているにも関わらず、ある人には見えて、ある人には見えない。そのようなことがたくさんあります。事実として、同じものを見ているはずなのに不思議ですね。 同じものを私たちの眼を通して見ている、見せられているということです。
目の中に写ったもの、見ているもの、見せられているものが必ずしも正しいとは限りません。また、過半数の意見が正解とも言えません。
一人ひとりが何を見せられ、何を見ているのか。 きちんと見極めていくことは、これからの時代を生きる上で必要なスキルだと思います。しっかり眼を見開いていきましょう!
会場に足を運んでくれた方々、ありがとうございました。
また次回の作品でお会いしましょう♡
〇出品作品
「開眼」半切サイズ