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おはようございます。
片岡青霞です音符



大人の木簡臨書。

書作品を持っていった際に、ある方が師匠に言われていた言葉。

「綺麗すぎる、見れない!」



一般的な感覚からしたら、

“えぇ…?どういうこと?魂が抜ける魂が抜ける魂が抜ける

ってなりますよね。ニヤリ



皆さんだったら この言葉に対して、どのように自分の解釈を入れますか。


私なら、綺麗すぎて、まとまりすぎて、荒も無くて、こもってなくて、見ていて面白くも何ともないよ。という風に受け止めますが、皆さんはどのように思いますか。


遊んだら片付けて。
汚れたら拭いて。
散らかっていたら綺麗にして。


これらは日常生活の中ではごく自然なこととして使用される言葉ではあるけれど、書の作品となってくると必ずしも綺麗なものが上手な作品とは言えません。



文字ひとつとっても、自分で揃えようと思っていなくても勝手に揃ってしまうことはよくあるけれど、書の古典の中にある文字が綺麗に揃っていることは稀。(左右対称など)



複雑に中心軸がずれていたり、絶妙なバランスで文字の構成がされていたりすることがほとんどとなるため、ここに私たちがこれまで培ってきた文字に対する常識や美への感覚のズレが生じることとなります。


筆を活躍させる。

筆本来が持ち合わせている要素を十分に発揮させること。ねじる、突く、引く、吊る、開く、突っぱねるなど。筆の線質が変わってきます。

そもそも木簡は古くに木の板っぱちに書かれていたものですから、綺麗ってことはないと思うんですよね。にっこり


 自分で一生懸命書いて、持っていった作品に対して

「綺麗すぎる、見れない!」

なんて、言われたらみんな動揺してしまいますよね。真顔真顔真顔



どのように解釈をしていくのか。古典の勉強をしていく上でとても大切なことだと思います。

 

今月も頑張っていきましょう飛び出すハート
 

 

 



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片岡青霞

 

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