おはようございます。
片岡青霞です
子どもたちがお習字のお稽古で毎月活用している「今日の学書」
この本を、長きに渡り編集してきてくれた柿下木冠先生が昨年末お亡くなりになられました。前日まで書道の作品批評をされていてお変わりない様子だったとのことですが、次の日突然の一報をいただきました。
柿下先生は静岡県在中。昭和の三筆手島右卿先生のもとで書を学ばれてきた方です。
今年の独立書展では、いつもとは異なる場所に柿下先生の作品が展示されており、天国へ旅立たれたことを実感する時間となりました。
書道の競書雑誌は世の中にどれほどの数あるのか把握しきれていませんが、小さな団体から大きな団体まで数百種類はあるかと思います。こんな薄い一冊と思われるかもしれませんが、このような競書雑誌を毎月発行し続けるには、大変な苦労があります。
先日、大人生徒さんとたくさんの競書雑誌を見比べながら、競書雑誌に触れる機会を設けました。
書道を学んでいても意外と見えない部分や知らないことは、たくさんあるんですよね。教書雑誌はその一つかなと思っています。
柿下先生の後を引き継いで、今も「今日の学書」が継続されていることはとても有難いですね。
今月、柿下先生とのお別れの会があるので静岡へ行こうと思います。柿下先生、ありがとうございました。天国で安らかにお過ごしください。